2025年4月21日月曜日

海外就職インタビュー0045 社内公募6年目でMBA留学し、駐在からの現地採用へ

Costcoの牛タンが好きになってきているKeniです。さて、今回は6年越しで社費MBAの選考に受かる継続性と心の強さを持った方の紹介です。MBAに留学後は駐在を経験する中で家族ができてライフステージが変化して会社と交渉して現地採用に切り替え今も働いてらっしゃいます。給与が下がるなど一定程度デメリットはあったようですが、駐在の方に参考になる内容だと思います。今後も応援したいですね。

日本育ちと大学時代

  • 中高一貫の東京女子高で、英語教育が厳しい環境に適応し、受験に成功。慶應大学経済学部に進学。
  • 入学後、周囲の帰国子女や家柄の良い同級生、東大落ち組との比較で初めて挫折を感じた。
  • 大学3年のときに3週間アメリカへ短期留学し、海外生活への憧れが強くなる。


新卒就職とエネルギー系企業勤務

  • 「グローバルに繋がる仕事がいい」と思いエネルギー系企業に入社したが、実際は国内業務が中心。
  • 社内MBAプログラムに挑戦するも、最初は落選。一年目ダメ、最終的に6回目で合格し、米国MBA留学が実現。


MBA留学と帰国後の駐在

  • MBA留学時は最初の3か月、授業もクラスメイトの発言も理解できず泣くほど苦労。
  • 3か月頑張るとなんとか乗り越え、ヨーロッパへの交換留学も含め、留学生活を満喫。
  • 卒業後に帰国し再び同社で勤務。1年後、アメリカ西海岸への駐在が決定(コロナで渡米が遅延したが最終的に実現)。
  • 駐在中にアメリカ人の夫と出会い、結婚。駐在期間に第一子が誕生し、3か月の育休を取得。第二子妊娠直前に帰任命令が出るが、現地採用への切り替えを選択。


現地採用と家族の選択

  • 日本企業を退職し、アメリカ法人に新ポジションを作ってもらう形で現地採用に移行。過去事例がなかったが、上司に少しずつ相談し実現。
  • 給与は下がったものの、働きやすさのメリットを優先。
  • ワークライフバランスには満足しており、しばらくは子育てを中心にしつつ、仕事を続ける方針。


海外就職・留学へのアドバイス

  • 行動第一: 海外で働きたいなら英語学習や留学経験者の話を聞くなど、積極的に動くことが大事。
  • 社内政治: 会社の制度を活用したいなら、自分の希望を周囲に知ってもらう努力が必要。
  • 運と人脈の相乗効果: MBA留学6回目の挑戦中に部門長が社長に昇進するなど、運も味方に。自身を理解してくれる人が意志決定者になるのは大きい。

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