2023年3月25日土曜日

就職に大事な労働ビザ、労働ビザは自分の付加価値次第

    ちょこっと質問があったのですが、労働ビザについて自分の考えをまとめておこうと思っています。海外で働きたいというモチベーションの元に留学をして就職活動をしている人はそれなりに多いと思うのですが、多かれ少なかれ労働ビザのハードルにぶつかる人が多いと思います。特に米国だとそもそも労働ビザをスポンサーしないと決めている企業もあったりとかしてそういった時に絶望感を味わったりすることもあるかと思います。

   そんな中で採用をする立場からすると労働ビザを取らなければいけない人材というのは追加のコストになってきます。既に永住権や国籍を持っている人と比較して、より長いプロセス、高いコスト等がかかり同じ程度の人材がいたら数字だけで考えると追加のコストを払ってまで雇う理由はなかなかないというのが実情だと思います。

   なので、単純なのですが(自分の付加価値)>(給与等)+(労働ビザ)という不等式を達成する必要があります。実際に問題となるのは、その市場で働いたこともなく、必要な経験や、ときには言語的な能力が足りない中で付加価値が足りないことから起こることが多いと思います。ここで言っているのは単純に企業から見た付加価値なので、その人そのものの価値とは一切関係ありません。つまりは価値がある人材だったら労働ビザのコストを払ったとしても企業は採用します。

   じゃあこの付加価値について考える上で大切なのは、Value propositionだと思っています。しっかりと対象の企業に対して自分の過去の経験からどういった価値を提供できるのかを言語化して信じてもらうことが必要です。たまに母国ではワイルドカード的に強かった人がこの罠に嵌ったりするのですが、新しい戦場でいかに自分が役に立つかをしっかりと説明するためにunlearnすることが大切でしょう。

2023年3月3日金曜日

信頼とはPredictability in values and/or competency



   今まで色々なところで信頼を積み上げていくことが大切ということを感じているし、人に何度となく伝えてきているのですが、じゃあ信頼とは何かということについてあまりちゃんと自分の中で答えがなかったのですが、今週受けた授業の中で面白い説を見たので、それに就いて考えてみようと思います。
   今の自分の考えでは、Predictability in values and/or competency が信頼の言い換えかなと思っていて、日本語にすると価値観と能力が予想が付くことが信頼なのかなと思っています。行動を要素に入れようかなとも思ったのですが、行動するかどうかは価値観に依るだろうと思い価値観と能力の二つに分けています。価値観とは何に価値を見出すかという感じ方で、当然のことながらそれは本当様々なのですが、Aさんだったらきっとこう思うのでは?というのは信頼の一つの形だと思っています。加えて、価値観と切り離しても、Bさんだったら●●はできるはずって思われることは信頼の別の形です。逆算すると、一貫した価値観を持って、一貫した能力を発揮し続けることは信頼に繋がっていくでしょう。一貫しているということは多少の身体の不良等でも一定のアウトプットを出していくということが大事だということになります。
   翻って考えてみると、信頼というのは必ずしもプラスの面だけではなく、マイナスの信頼もありえる事になります。Cさんならきっと遅刻してくるだろうという信頼だったり、例えばHUNTER×HUNTERにおいて、パリストンがジンを敵として信頼しているという発言などが良い例だと思います。マイナスの信頼が積み上がってしまった人はそこを壊していき、少しずつプラスの信頼に変えていくことで色々と変えることができるでしょう。