2024年10月21日月曜日
定期的にストーリー立てて自分のキャリアを振り返る大切さ
2024年10月7日月曜日
Task oriented and ego oriented
2024年8月12日月曜日
自分に合った継続する技術を早いうちに学んでおく
- 自分の心の醜い部分やコンプレックス等にも向き合うとガソリンの素が分かりやすくなる
- 継続するという事は技術なので技術を学ぶ
- より良い方法を最初から探さず一先ず量をこなしてから質を追求する
2024年7月29日月曜日
事業会社のラストマンシップについて
ラストマンシップについてこのBlogではプロジェクトの最終責任を負っていなくても、全体の責任を持っているかのように考え行動することを指して定義をされていて、とても大切な要素だと思います。こういったマインドセットを持って仕事をしていく事で若手から成長をできる事だと思います。
この文脈とは別に事業会社においては、ビジネスを立ち上げる事がある以上どこかのタイミングで閉じる事が出てくると思います。特に投資効率を厳しく評価するような多国籍企業においては、複数の部門と市場をマトリックスで見て素早く撤退や参入をする事も多いです。そんな文脈の中でラストマンシップとは事業の責任者とし撤退を責任を持って進めていく事だと思っています。
まず多国籍企業でどのように評価されるかという点においては、撤退が決まった瞬間にその事業は売上と利益の目標から外れるので時間を可能な限り使わない事が前提になります。事業責任者の責任はその事業において一定以上の利益を確保する事です。なので、撤退が決まった瞬間にそのスコープから外れるために時間もお金も使わない事が大切になります。ですので、顧客に向き合い撤退を問題なく行っても特に評価される事はないと思います。
では、私自身もいくつもの市場における撤退を重ねてきた中で自分がどう考えているかと言うと、可能な限り個人として撤退に向き合ってダメージを少なくするために働く事が大切だと思っています。何に向き合って仕事をするかによりますが、製品によっては撤退後も使い続けるし、顧客に面している代理店や営業は問い合わせを受け続けます。だからこそ撤退は撤退でもソフトランディングする方法を模索したり、顧客との信頼を可能な限り裏切らないような方法を探して実行してきました。背景にある考えとしては、仕事をする上では自分に対する顧客や同僚の信頼を大切にして働いていきたいと思っているからです。
色々と書きましたが、自分としてはラストマンシップを大切にする人でありたいしそういった人と一緒に働いていきたいと思っています。
2024年7月15日月曜日
海外就職レポート 0006 しっかり準備してシンガポールへ中途転職
さて、他に優先順位の高いことが見つかったので更新は二週間に一回に抑えていくBlog更新ですが、今回はかなり準備をしてシンガポールに転職した方のインタビューです。中でも印象的だったのは大学生時代にマイノリティとしての経験をしていること、かなり用意周到に時間をかけて準備をしていたことでした。きっとお仕事も丁寧な仕事をしてらっしゃるんじゃないかなと思います。
簡単なバックグラウンド
2015年に新卒勤務
2022年の12月にシンガポールに来た
日本の女子大を卒業して、日本で二社で働いていた
海外向けの営業等の仕事をしていた
海外経験はありますか?
高校二年生の時に数週間のニュージーランド体験留学
大学に行ってメキシコに一年間留学した
今の仕事は
様々なサプライヤーから買い付け
日系の専門商社で営業をしている
顧客は日本の顧客が7割,ローカル3割
シンガポールで働く理由はなんですか?
メキシコでの経験から治安の良い海外に住みたいと思っていた
アジアだとマイノリティさを味わいにくいと思った
現地採用の中で給与水準が高い
仮にシンガポール人と結婚したとしても引っ越しをする可能性が低いと思っていた
どのようにして仕事を見つけましたか?
エージェント経由で仕事を見つけた
一年くらい仕事探しにはかかった
一回目の転職の時にシンガポール就職活動をしたが、英語等の問題がありうまくいかなった
二社目で働いている間は日本ベースだけれど、英語を使う仕事で、オンライン英会話を四年間続けた
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
比較的日本っぽい文化の会社なので良く悪くもギャップはない
もうちょっとリラックスした雰囲気じゃないかと思っていた
ビザの苦労はありましたか?
8月上旬インタビュー
8月下旬にオファーレターをもらう
9月下旬からVISAの申し込みが可能となり、10月頭にVISAのアプルーバルが来た
11月中旬に渡星
今後のキャリアについての展望を教えてください
現在の上司を見ていると同じような生活を続けるのは難しいので迷っている
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします。
自分は念入りで調べる派だったのでかなり調べていた
学生の間にマイノリティである経験をするのが良いと思う
2024年6月24日月曜日
海外就職レポート 0005 米系企業内で米国転勤からの永住
さて、海外就職レポートも五人目になりまして、同じ企業内での転勤でアメリカに異動した方の例です。広い意味でのチームが同じだったりすると働き方も想像しやすくて個人的にはかなり良さそうな転職だなと思っています。そして、インタビューしてきて思いましたが、ビザにあんまり苦労してる例がないので、少し今後そういう例も増やせたらと思っています。
簡単なバックグラウンド
- 現在アラフォー
- 米系外資系企業において、サプライチェーン関連の仕事で現在同社11年目
海外就職する前に海外経験はありましたか?
- 東京生まれ東京育ち地元の公立小中
- 駐在帯同等はなし
- 両親も英語圏の在住経験や義務教育以上の英語スキルはなし
- 小学校高学年、中学では夏休みに1-2週間程度アメリカのサマーキャンプ
- 高校はアメリカボーディングスクール
- その後東海岸の大学に進学→中退後帰国
- その後現在の会社の日本オフィス在籍中に大卒、アメリカ転籍後にMBA取得
アメリカで働く理由を挙げると何がありますか?
- 給与の良さ、ポジションの伸び代
- 子育てのしやすさ、公共のサポート
どのように仕事を見つけましたか?
- 日本に帰国後に複数の職を経て転職した現在の会社の日本オフィスよりアメリカへ転籍
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
- 住職近接で平日の送り迎えや学校行事等の予定に参加しやすい
- 自分のタスクや各期の目標が明確で求められているパフォーマンスも明確
- 学費の全額サポート等スキルアップへのサポート制度が充実しているだけでなくそれに対して上司や同僚の仕事やメンタル面でのサポートも厚い
- 苦労としては同僚達に比べて学歴、経験、言語で劣る中でどう上のポジションを競えるか(競うべきか?)悩ましい
- 働いている人の年代が幅広く、中間の自分にとっては相手が求めているビジネス上のお作法もかなり違うためコミュニケーションにかけるコストが大きい。
ビザの苦労はありましたか?
- ビザはL-1ビザで渡米
- 最大7年のため7年目開始時点にどうするか相談し、会社のサポートを経てGCを申請
- 今年4月に取得。大きな苦労はなし
現在どのような仕事をしていますか?
- サプライチェーンの中でもベンダーとのやり取りが多い仕事。
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 米系でも伝統的企業ではほぼ決まったキャリアパスになっているのでどこかでショートカットがないかを検討したい
- スペシャリストを目指すのかマネジメントを目指すのか決まっておらず悩み中
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします
これから海外就職を目指す方には外資の日本オフィスからの海外転籍はおすすめです。仕事内容やそれまでに培った知り合いの多さなどいきなり海外での就職を目指すよりも仕事の質や評価も安定し、それが心の余裕につながる良いサイクルが出来やすいと思います。
また、信頼できるロールモデルが見つかれば目標も見つけやすいかと思います。いつも笑顔で機嫌良く😊
2024年6月11日火曜日
海外就職レポート 0004 同じ企業内でドイツに移住就職
さて、今回はドイツと行ったり来たり仕事の上でもしつつ働いている方の紹介です。結構ここに書いてあることは共感することが多く、一部の資格等が必要な仕事を除いて十分に需要があるくらいの人材ならビザの問題を心配する事って正直あんまりないなと自分も思っています。それくらいの人材になるまでをどこで過ごすのかというのは難しい問題ですが、ビザ至上主義に世の中ちょっとなり過ぎなんじゃないかなとも思いつつ今回のインタビューを紹介します。
バックグラウンド
- 20年以上同じドイツ系の企業に勤務している
- 五年前から現在ドイツ勤務
海外就職前に海外経験はありましたか?
- 日本にいる間から海外で英語でやり取りしていた
- 海外プロジェクトで日本からサポートをする時にプロジェクトに入っていた
- 海外のプロジェクトが多くて数か月単位で色々な国に住んで働いたりしていた
- 小学校までイギリスだったものの、大学時代まで英語がそんなにできなかったので海外に行く事はふわっとした憧れ程度だった
ドイツで働く理由は
- 本社があり、そこに適切なロールがあったため
- 本社と日本支社とのつなぐような仕事をしている
働く上でのカルチャーギャップはあるか
- 数か月(三か月とか六か月)とかでドイツベースで働いていたので実際に五年前に住んだ時も問題なし
- 同じ会社の人と働いているので文化の面でのギャップが少ない
- ドイツでの働き方と日本の働き方は似た面があるのでさらにギャップが少なかったように思う
今後のキャリアをどうするのか
- 今後まだ色々考えていきたい
海外就職する方へ
- 必要とされる人材になる事が一番大切で、ビザは本当に必要な人材には会社がどうにかしてくれる
2024年6月3日月曜日
ポジションが上がるほど、Job description は曖昧になる
最近たまたまXを見ていたら、職務要件をしっかり定義すれば問題は起こらないといったような職務要件絶対主義のようなコメントを見かけたのですが、その職務要件についていくつか思うところを書いておきたいと思います。
まず、職務要件を明確にする事は良いのですが、それはあくまで定例業務を行うスタッフレベルの場合やスペシャリストとしての仕事が決まっている場合に限られてくると思います。ポジションがマネージャーかそれ以上くらいになると誰も定義していないこぼれる仕事も組織として行いつつ、コンセプチャルなゴールを達成する事が求められると思います。例えば最近見たGMの募集例は下記のような感じです。
- 戦略の策定と実行: 成長を加速し、顧客ベースをサポート。
- 市場参入改善と収益成長: 市場アクセス強化と地域組織能力の構築。
- 組織間のコラボレーション: 各機能間での協力を促進し、戦略との整合性を確保。
- タレント開発と後継者計画: 有能なリーダーの育成とパイプラインの確保。
- 収益達成とGTMイニシアチブのリード: APAC HBDC事業の収益目標達成と市場戦略の実行。
柔軟性と適応力の必要性
変化する市場やビジネス環境への対応が求められるため、職務内容もその都度変わります。
多岐にわたるスキルセットの要求
リーダーシップ、コミュニケーション、戦略思考など、多様なスキルが必要とされます。
組織全体の調整と調和
部門間の連携やトラブルシューティングなど、組織全体のバランスを取る役割が重要です。
昇進に伴う職務要件の曖昧さは、より広範な視点と柔軟な対応力を求められるためです。スペシャリストやスタッフレベルの職務と比べ、ポジションが上がっていくにつれて曖昧さが増えてきますよねっていう話でした。
2024年5月28日火曜日
海外就職レポート 0003 豪留学からの香港就職
さて、前回に続いてワーキングホリデーから留学に切り替えてそこから海外就職をした方の紹介です。この場合も元々の専門性が活きている印象ですね。
簡単なバックグラウンド
- 東京出身。東京の四年制大学(私立文系)を卒業。
- 準大手証券会社でリテール営業を6年間行い、営業成績は優秀で社長賞を複数回受賞。
- 企業や業界のコンプライアンス意識や将来性に不安を感じて退職し、結婚していたが、一念発起して海外MBAを目指すため、30歳でオーストラリアへワーキングホリデーに行く。
- 31歳でシドニービジネススクールに入学し、1年半のMBAプログラムに参加。
- 卒業前に香港での仕事が見つかり、卒業後すぐに香港へ移住。
- 香港ではM&Aに関する金融情報ベンダーで日本向けセールスとして6年間働く。途中、マネージャーとして2人の部下を持つ。
- 会社のオーナーが変わり、多くの同僚が去っていく中で、自分も退職を決意。
- 現職に移って現在およそ3年。現在も日本向けの金融情報ベンダーで営業をしている。
海外就職する前に海外経験はありましたか?
- 大学3年生の時に2週間の短期留学プログラムでニューヨークに滞在。それが初海外で、それ以降は短期の旅行のみ。本格的な海外経験は30歳でのワーキングホリデーが初めて。
香港で働く理由を挙げると何がありますか?
- 子供の教育面が大きい。香港ではバイリンガル/トリリンガルの教育がスタンダードになっており、自分が英語で苦労した経験から、日英のバイリンガル教育を施したいと考えている。
- 給与水準や所得税などの資産形成についても多くのメリットがある点も香港の魅力。
どのように仕事を見つけましたか?
- 香港に支店をおく日系のエージェント経由で見つけた。
日本との働き方の違いや海外で働くことの苦労は何かありますか?
- 今は日本でも働き方改革などで、私が働いていた頃と比べると、だいぶ働きやすくなっているはず。働き方の違いという点では、香港と日本は少しずつ差が無くなってきていると感じる。極論、香港でも日本でも企業次第。
- 幸いにも経験した2社とも個人の裁量が大きく、営業成績を出していれば勤務時間など特に問題視されない。上司も昼休みに1~2時間いなくなってジムに行ったり、ゆったりとランチを食べたり、私用を片づけたりしている。
- 仕事での苦労を挙げるなら、自分から行動を起こさないと何も始まらないということ。誰もが何か分からないことがあれば助けてくれるが、困っていれば手が差し伸べられるわけではなく、自分から動かなければならない。
- 不明点があり社内で適任者を探すのに苦労することがある。税金やビザ関連も基本的には自己責任でやらなければならないので、慣れるまで苦労する。
ビザの苦労はありましたか?
- オーストラリアでワーキングホリデービザから学生ビザへの切り替えをするときに少し手間がかかった。エージェントの方が優秀だったのでサポートしてもらえて大変助かった。
- 香港での就労ビザはすぐに発行されて、苦労はなかった。
現在どのような仕事をしていますか?
- 金融情報ベンダーの営業。顧客はバイサイドと呼ばれる運用会社や生損保、年金などのアセットオーナー。現在は日本と香港にあるグローバルファームを担当している。
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 自分のキャリアは営業と金融という2軸で15年以上やってきた。この2軸はブレずに今後もキャリアを築いていく。
- 前職ではマネージャー職も経験したが、自分には合っていなかったと感じている。将来的にはチームマネジメントに再度挑戦する可能性はあるが、基本的にはコントリビューターとして数字を作っていく方が自分には向いていると感じる。
- 香港が気に入っているので、仕事がある限り拠点は香港から動かすつもりはない。
- 60歳前後で引退を考えている。その際は日本に戻りアルバイトとしてホスピタリティ業界で英語を活かし、観光客に喜んでもらえるような仕事に就きたい。
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします
- 自分は20歳まで海外に行ったことがなかった。30歳でワーキングホリデーで渡豪するまで英語もろくにしゃべれなかった。
- MBAのプログラムになんとか滑り込むことができたが、当時IELTSのSpeakingスコアは5.0~5.5くらいだったと思う。
- それでも卒業はできたし、海外で就職し数年経って英語で自信を持って仕事ができるようになった。
- 一流の国公立大学も出ていない、海外トップのビジネススクールを卒業したわけでもない、帰国子女、駐在経験があったわけでもない、そんな自分でも30歳、英語能力ほぼゼロからでも海外での就職はできた。
- 色々な事情で最初の一歩を踏み出せないと感じている人には、ぜひ勇気を持って挑戦して欲しい。
2024年5月19日日曜日
海外就職レポート 0002
さて,海外就職レポートの第二弾です。これを初めてみて思ったのですが,人の人生の経緯や決断の理由等を聞けるのってかなり楽しいですね。今回の方はワーキングホリデーをうまく使って,海外就職を決めた方です。仕事は日本語で完結する仕事みたいですが,これから少しずつピボットしてプロフェッショナルとしてより羽ばたいていく上ではまずロケーションを移すということは意味がありそうですね。業界x職種x場所x職位の組み合わせでキャリアを築いていくべきだと思っているのですが,一気に全てを変えず少しずつ変えていくことでリスクを管理できるとも思っています
簡単なバックグラウンド
- 2021年早稲田大学卒業
- 新卒で人材業界で丸二年、マーケティング企画
- 半年のワーキングホリデーからのシンガポールのIT企業で仕事
海外経験はありますか?
- 家族の事情で海外に多く住んでいた
- 五ヶ国くらい住んでいたのでシンガポールにも住んでいた事がある
シンガポールで働く理由はなんですか?
- 海外に多く住んでいたけれども、英語ができない事がコンプレックス
- 英語圏で住むことで仕事でも英語ができるようになりたい
どのようにして仕事を見つけましたか?
- ワークホリデービザでシンガポールには来星
- 語学学校に通いつつ、日系オーナーの企業でアルバイト、就職活動をして就職
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
- 日本で働いていた時はコロナ就職世代だったので、フルリモート。
- 今はKPIできっちり管理して働いている印象
普段の仕事は8割日本語で対応可能なものの、研修等は英語である事が少し苦労している
ビザの苦労はありましたか?
- 求人が限られていたため就職活動は大変だったが、ビザ申請上は特になかった。比較的スムーズにビザは取れたと思う
どのような仕事を今していますか?
- シンガポールのIT系企業で日本人顧客を相手に日本語で仕事をしている
- 同僚に日本人も多く、仕事は完全に日本語
- 仕事内容はソーシャルメディアのマーケティング
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 英語は目指すレベルに達していないので、ひとまず数年は仕事をしつつ英語をできるようになりたい
- そこから先はまた別途考えたいと思っている
これから海外就職をする人へアドバイスをお願いします。
- 意外と英語できなくてもなんとかなる。そのあとどれだけ頑張るかが大切。
- 海外を見ることで、日本の素晴らしさに気づくこともある
2024年5月13日月曜日
海外就職レポート 0001
さて、今週からは海外就職した人たちに対してインタビューをしていくコンテンツを何回かお試しで出してみたいと思います何回か書いたらまとめて総括を書きたいと思いますが、今数人話しただけですが、色々なケースがあって本当楽しいですね!Zoom等でお話を聞ける方を今後も募集しています。さて、最初の方はまだ働き始めて数年目と若い方になります。
簡単なバックグラウンド
- 関西の私立の大学を卒業してから、半年後にシンガポールに転職移住
- 働き始めてから現在四年目、三社目、で三社目は働き始めて数か月
- シンガポールでの最初の仕事はBPOの会社のジャパンデスク
- 現在はアメリカの会社でAPACチームの広告関連のアカウントマネージャーとして勤務
海外経験はありますか?
- 大学生時代に三か月カナダに語学学校留学
- それ以外は基本的に日本
シンガポールで働く理由はなんですか?
- 一番は英語を学びたいため
- いつか海外で働きたいと語学留学した時から考えていた
- キャリアの一貫性を意識していたので、ワーホリ等ではなくスキルを身に付けながら英語を学べる環境にいきたかった
- 物価は高いものの給与面で高いため、給与と物価の両方が高いと絶対額として貯まっていく額も多いので旅行の時などに価値を感じる
- 地元の友人がシンガポールで働いていてその紹介です。
- リファラルの話をもらったときは新卒の会社で働きはじめて半年しかたっていなかったけれども、自分の英語力や経験を加味すると、このチャンスを逃したら今後一生海外で働くことはできないかもしれないと考え、退職して渡星
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
- 来たばかりの時は新卒間もないこともあり苦労したものの、同じ業界で転職だったのである程度基礎知識があったためどうにかなった
- 一番の苦労は今も昔も英語
- 今まで"英語を学ぶ"ことはあったけど、"英語で学ぶ"はなかったので、社内のトレーニング資料等も全て英語なのでインプット1つでも時間がかかっている
- 労働時間に関してはかなりホワイトで決められた時間で求められた結果を出せるように仕事をしている
ビザの苦労はありましたか?
- 特になかった。サクサク一週間くらいで出た。
どのような仕事を今していますか?
- 米系企業で広告関連のアカウントマネージャー
- 日本の顧客もいるものの、台湾韓国マレーシア等の顧客も多く英語で営業の仕事をしている
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 軸となる経験や知識を英語を使う環境で作り上げて働いていきたい
- 働く場所は最終的には日本でも良いものの、日本円以外を稼げるという状態は維持していきたい
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします。
- シンガポールに来て働き始めて、英語力0で入国の際の隔離のホテルの受付がいってること1つもわからない状態から日本人0の状態で働けるようになったこともあり、自己肯定感がかなり上がった
- これまでの人生チャレンジせずに沢山の事を後悔してきた自分にとって、「死ぬ時に後悔しないか?」どうかが自分の意思決定の軸になっている。本当にチャンスはすぐ近くに転がっていて、あとはそれを掴むかどうか。そして掴んだ上で諦めずもがき続ければきっと道は開け、仮にダメだったとしても、地元帰れば大切な家族、友人が待っているし、誰もチャレンジしたことを笑ったりはしないはず。そんな人たちがいるという事実がこの大きなチャレンジを陰で自分を支えてくれていた。
2024年4月30日火曜日
給与は高いが、物価も高い場所で働く事に意味はあるのか
2024年4月15日月曜日
より良いブレインストーミング
さて、前回の記事でブレインストーミングがあんまり意味がないんじゃないかという話をしたと思うのですが、それとは別に結構意味があったなと自分の経験から思うブレインストーミングの方法について紹介しようと思います。HBSの記事を参考にして書いたのですが、著者によるとブレインストーミングに関する広範な文献をレビューした結果であるらしく、特に最初の方の質問だけを抽出するプロセスに意味があるんじゃないかと思っています。
実際にこのプロセスでした時には、実はそもそも課題だと思っていなかったものの、よく聞いてみたら大事な課題である事が見つかった事もあり、メンバーの問題意識を探る良いプロセスなんじゃないかなと経験から感じました。ただ、一点変えるとしたら時間制限を付ける時に、もう少し長めにして自分一人で考える時間を取り、内向的な人からの意見をより吸い上げやすい方法を取ったりしたら良いんじゃないかなと振り返って考察したりしました。
問題を選択:
重要な問題を選び、その問題について高いレベルで説明することから始めます。これにより、グループの思考を制限することなく、問題を広い視点で捉えることができます。
小グループの招待:
問題について考えるために、小さなグループを招待する。
質問のみを提出する:
参加者には質問のみを提出するように求め、前置きや正当化は許されません。これにより、グループ内のダイナミクスが個々の声を抑圧することを避けることが可能。
時間制限の設定:
4分間の制限時間を設け、その時間内にできるだけ多くの質問を生成します。少なくとも15個の質問を目指す。
質問の分析:
出された質問を分析し、あなたの仮定に挑戦し、問題に対する新しい視角を提供する質問を探す。
新しい解決策への道:
少なくとも一つの質問を積極的に追求することにコミットすることで、期待外れの解決策への新しい道が開ける可能性が高くなる。
という内容なのですが、ざっくり言うとそもそも何について答えるのかを考えるっていうステップが入っている事が大事なのではないかと思います。これっていわゆる問題解決プロセスの論点を最初に考えましょうっていう話だと考えているのですが、もう少し文献を読んでみて比べて深く調べてみる予定です。
2024年3月25日月曜日
ブレインストーミングはただ実施するだけだと有効じゃないよねって話
たまたまタイムラインで見かけたので記事にしておこうと思うのですが、ブレインストーミングの有効性について書いておこうと思います。多くの人たちが「ブレストしましょう」 言って話し合いをする経験をしてきているかと思うのですが、実際にその効果や価値があったのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。しかもルールで批判をしてはいけないとしたり、アイデアの量を大切にするべきといったような事もあったりしていて、それを信じた結果本当に意味があるのかという視点が欠けているように思います。とりあえず集まってみて、皆で話してみて、役に立たないアイデアが並んだポストイットでもなんとなく達成した気持ちを味わえる非常に便利なツールになっているんじゃないかなと思います。
そんな中で論文を一つ引用して説明するとイェール大学での実験で、12人の学生から成る4つのグループがオズボーンのルールに従い複数のパズルを解決しようとしました。対照群として、同じパズルを個別に解決するよう求められた48人の学生がいて、結果は、個人がグループよりも多く、かつより良いアイデアを出すことを示しました。この発見は、他の多くの研究によっても確認されています。つまりは個人がしっかりと考えた方がより良い成績が出ているようです。来週はより良いブレインストーミングのためにどういう条件が必要なのかについて書く予定です。
2024年3月18日月曜日
ネットワーキングのためのネットワーキングの罠
多くのプロフェッショナルスクールでネットワーキングの授業があると思うのですが、自分自身も何回かネットワーキングに関する授業を受けてきています。以前のブログにも書いたのですが、キャリアの中盤以降になってくると本人の賢さ、経歴、職歴よりも人選が大事になってくるという記事を書きました。まぁネットワーキングをどうするかは詳細までは書かないのですが、受けてきたいくつかのレクチャーの中で強烈に覚えている事があります。
それは、ネットワーキングは大切だけれど、誰かがあなたがネットワーキングをしているなと思ったら、それはやり方が間違っているというものです。よくネットワーキングをしなければいけないと思っている人がネットワーキングイベントを開催したり、参加したりするのを聞きますが、それは多分あまり良い方法ではなくて何か自分の行きたい方向に向けて一緒に協力するような集団を作ったり、既存の集団に参加する方が有益だろうと思っています。
ネットワーキングは大事ですけど、ネットワーキングをしているって思われたらダメですねって話でした。
2024年3月11日月曜日
意思決定の理由をメモしておく癖
ポジションが上がってくるにつれ作業をすることから、意思決定をし人に対しリーダーシップを発揮する機会がどんどん増えてくると思います。そんな中で意思決定を自分がし始めるようになってからしておいた方が良かったなと思った癖を書いておきます。単純なのですが、EvernoteやNotionやOneNote等のアプリやノートを使っていつどのような意思決定をしたのかをメモしておく事の大切さです。
理由の一つは単純なのですが、自分がなぜその意思決定をしたのか忘れてしまうのでメモしておいた方が良いという事です。自分の意思決定を振り返った時になぜそれをしたのかを自分自身で思い出せる事は大切で、時間とともに記憶は薄れてしまいます。そういった事がないようにメモをしておく事が大切だと思います。
二つ目の理由は言語化できる事です。時に雰囲気や流れで意思決定をしてしまう事があるかもしれませんし、言語化する事で自分自身の意思決定を短期間で振り返る事ができるようになると思います。自分自身の気付かなかったバイアスについて気が付けるかもしれません。実際なかなか決める事が多いとは思うのですが、30秒だけメモを取ってあとで検索できるようにする事は大切だと思います。
三つ目の理由は、結構現実的な問題なのですが将来自分の意思決定に問題があった時に内部監査や法的な観点から説明を求められる事が出てくるかもしれません。そんな時に記憶のない意思決定よりも簡単なメモでもあった方が自分自身が納得いく説明ができると思います。なので、メモを取る事はそういった点でも有効だと思っています。
2024年2月19日月曜日
議事録という単純な習慣
以前の会社に勤めていた時にグローバルCEOが各国の重要拠点を回ってミーティングをする習慣がありました。三時間ミーティングをして重要な論点について合意事項とアクションアイテムについて決めるというものでした。(COVID-19以降はバーチャルに変わりました)CEOが車に乗って去って、プレッシャーの多いミーティングも終わって休憩していると、iPhoneに通知が届いてCEOからメールが来た事が分かります。CEOは空港への車の中で合意事項とアクションアイテムについて議事録を送ってきたのでした。もちろん、我々からささっとまとめて送ろうと思っていたのですが、先方から送ってきてくれた事によってCEOからのプレッシャーをメールから感じた事を覚えています。
多くの企業でミーティングが毎日たくさん行われていると思うのですが、ミーティングの多くの目的は意思決定です。ただしその意思決定をしても実行に移る割合というのは実はそこまで高くないんじゃないかと思います。背景としては日々の重要ではないけれど緊急の業務に圧迫されて忘れてしまう、そもそもミーティングで議論した事を忘れてしまう、などがあると思います。
そんな中で単純なツールとして使えるものが議事録を取るという事です。取締役会の議事録等と違って、何を合意して何を誰がいつまでにするのかをメモするのですが、それを次のミーティングで振り返る事から始める事によって抜け漏れが圧倒的に減ると思います。これは当たり前の事で驚きはないのですが、習慣として持っている人とそうじゃない人で10年とか経ったら変わってくると思うので若いうちからできたら良いんじゃないかなと思います。
2024年1月22日月曜日
ステレオタイピングを防ぎつつ類型化する方法
今まで数十か国の人たちと一緒に(正確には国籍知らない人もいるけれど)働いてきた経験から〇〇の人は〇〇という傾向があるというイメージがあったり、INSEADの教授が書いたカルチャーマップにも傾向が書いてあったりします。ただ、実際は中国人でも途中アメリカで教育を受けたり、南アフリカで育ったイタリア人だったり、シンガポールで育ったドイツ人だったりと色々な影響があったりとステレオタイプを持ちすぎる事は大きなリスクがあります。とは言え、全くゼロベースで人に接するというものも難しいので自分はどうしているのかという点を書いてみようかと思います。
人がどのような人か想像するときに、経歴、教育を受けた環境や想像できるバックグラウンドから想像をすると思うのですが、多くの場合無意識に印象を決めている事が多いと思います。コンサルティングファーム経験者はロジック優位、インド系の人は押しが強い、オランダ人は言い方がストレートなどがあると思います。そういった先入観を良くも悪くも持ってしまう事は避けられるなら避けた方が良いのですが、必ずしも避けられないと思うので少なくとも自分自身どういったバイアスを持っているのかという点を言語化しておくと良いと思います。
また、全く印象がない場合は関わる相手や似た属性とビジネスの経験がある人などに色々聞いたり、先に挙げたカルチャーマップ等と読んで当たりを付けるのも良いと思います。経験を積めば積むほど先入観に頼りがちになってしまうのであくまでバランスを取っていけると良いですね。