今日野良犬に襲われかかったKeniです。いやー、Palo Altoにも野良犬っているんですね。さて、タイトルの通り海外就職のインタビューを50人行ったところで現時点版でのパターン分けとそれぞれの鍵となる要素をまとめてみようかなと思っています。もちろんパターンに当てはまらない人も出てくるとは思いますし、切り口も複数あると思うのですが一旦このような形で考えてみました。
パターン一覧
教育起点
- 1. 学位取得新卒型:国内就業経験がないまま学士・修士卒後に海外で初職を得る
- 2. 国内就業→大学院留学型:日本(または他国)で数年勤務後、海外修士・MBAへ進学し現地就職でキャリアを加速
- 3. 研究・アカデミア型:海外の博士課程・ポスドク・研究機関でテニュアや企業R&Dポストを獲得
企業起点
- 4. コーポレート異動・駐在型:国内勤務から海外拠点へ社内異動/駐在し、その後現地採用や他社に転じる
資格・制度起点
- 5. 専門資格・ポイント制型:USCPA・弁護士・看護師など国際資格や移民ポイント制度を活用して海外就職・移住
公共・開発起点
- 6. 国際協力・公共セクター型:UN機関・JICA・NGO・JPOなどでフィールド経験を積みつつ世界各地をローテーション
自営起点
- 7. 起業・フリーランス型:日本発起業 → 海外子会社や投資家ビザで移転や
- 8. 現地起業(移住後ゼロから法人設立)/デジタルノマドとして活動
ライフイベント起点
- 9. 家族・ライフイベント型:配偶者帯同ビザや家族の駐在・結婚を機に現地でキャリアを構築
それぞれのパターンごとに細かく違う要素があるとは思いますが、共通して効いたこととしては
- ソーシャルキャピタルを積む
- 分かりやすい職務実績や資格を得る
- タイミングを逃さない
- 語学(できて最低限だと思うので細かくは触れません)
海外での仕事を掴むために、方向性としては a) より多くの機会に触れる b) 各機会での確度を挙げる事が大事だと思っています。
ソーシャルキャピタルを積む
ソーシャルキャピタルとは人々が持つ人間関係や信頼関係が、社会や組織の効率性を高めるための資源として捉えられる概念なのですが、自分という人を知ってもらってその信頼や関係性をもとにそこから仕事を見つけていく事です。80%の仕事は公開されずに決まるといった記事にもあったりするように、公開マーケットで戦うのではなくその前に勝負をつける事が大切だと思います。こちらは a) b)両方に効くと思います。
分かりやすい職務実績や資格を得る
採用側からすると自分の知らない国の知らない学校の知らない企業で働いてきた人は共通点が少なく会う事すら躊躇すると思います。そこで、例えば知っている現地の学校を卒業していたり、グローバルカンパニーで働いた経験があったり、想像できる経験があったり(米軍基地でのITの管理等)、分かりやすい資格(USCPA等)を持っている事でそのハードルを下げて仕事を見つける事につながると思います。これは日本にいても十分に可能なのでより良い選択をして積み重ねる事が大事で、b)の確度を上げる方に効くでしょう。
タイミングを逃さない
特定の業務を拡大しているタイミングがあったり、例えば日本企業が海外拡大しているタイミングをうまく使って飛び込めた人がチャンスをつかめているように思いました。狙っている機会が希少な可能性が高いのでタイミングを見て飛び込むことが大事です。
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