2025年5月5日月曜日

海外就職インタビュー0050 エンジニアとして日本のメーカーで日米勤務→コンサル→再度米国へ

最近家の電球をスマート化しているKeniです。さて、今回はエンジニアの方のキャリアの紹介です。日本で働き始めたエンジニアの方として海外で働く道を自分に合う方法で戦略的に築いてきた印象を受けていて、特に途中二度目の海外勤務の際に一年半かけてゆっくりと希望の仕事を選んだことが印象的でした。おそらくですが、そのタイミングでの仕事もうまく言っていたからこそゆっくり選べたのではないでしょうか。またご本人もおっしゃっていましたが、このパスはある程度再現性があると私も感じました。

高校~大学時代

  • 二歳まで親のポスドクに同行し海外に住んでいたが、記憶に残る海外経験はほぼない
  • 高校までは日本で過ごし、大学は地元の旧帝大で情報系修士を修了


最初のキャリアと海外プロジェクト

  • 地元のグローバルメーカーにソフトウェア開発者として就職
  • インド・東欧などグローバルな案件で英語を実践的に使う場面が多く、プロジェクト自体は大変だったが英語力と多様な環境で戦う力が鍛えられた


米国西海岸への出向

  • 7~8年働いた後、買収先の海外企業へ出向を希望し、米国西海岸でソフトウェアエンジニアとして数年勤務
  • プロジェクト経験が生きたため、現地での業務はそこまで苦労せず適応
  • 当初は子どもが生まれる頃にアメリカにいればラッキーくらいの感覚だったが、西海岸が性に合うと感じるようになり「いずれアメリカに戻りたい」と思う


帰国とコンサルファームへの転職

  • 会社の事情で帰国することになり、日米両方で就職活動を行う
  • 将来的に再度の渡米を見据え、知名度のあるコンサルティングファームにマネージャーとして転職
  • コンサル企業で数年働いた後、再び海外就職を検討。LinkedInやビズリーチのエージェントを活用し、海外ポジションを1年半ほどかけて探す
  • ソフトウェア関連でグローバル展開をリードする企業に需要があると判断し、最終的に複数の国からオファーを獲得。再度アメリカ西海岸を選び、条件にも満足できる形で渡米に成功


現在と今後の展望

  • 米国の政治・社会状況が変化しており、子どもの教育を含めどこで暮らすか迷い中
  • 小中学校の教育はアメリカが良いとも考えていて、タイミングや家族の状況によって動きを決めたい


アドバイス

  • グローバル企業のエンジニアとして実務経験を積めば、英語+開発スキルがあれば海外勤務は十分再現可能。開発者+英語を含む海外経験はニーズがある割に希少なので、ソフトウェア以外のエンジニアでも確率は下がるが実現可能ではあると思われる。
  • コンサルファームなどを挟んでブランド価値や経験を高めるのも有効
  • キャリアは意図的にデザインできる部分が多く、ソフトウェアエンジニアの人にとって海外を目指すルートはおすすめ
  • 日系企業の海外出向だけでなく、自身に合ったガバナンスと文化を持つ企業を選ぶのが重要だと感じている

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