2020年11月8日日曜日

早く意思決定をする立場に立つ事の大切さ


 今月で今の会社で働き始めてから、一年三ヶ月になります。同時にGMとしては一年二ヶ月程度働いた事になります。もう、本当びっくりするくらい色々あった一年間と少しだったのですが、その中でもチームを率いて意思決定をする立場に就く事の重さを思い知れる期間でした。

前職ではシンガポールでRegional Marketingという本社と各国のチームをつなげて、各国の注力プロジェクトを推進していくという仕事をしていたのですが、そこでの経験と比べると自分が意思決定をするようになってからの経験の濃さは桁違いでした。

なぜ、意思決定者とそうでない人は違うのか

原因を色々考えてみたのですが、結局意思決定者の気持ちになってサポートやアドバイスをするという仕事はあくまで二次的で濃度が全く異なるという事だと思っています。もちろん、コンサルタントや社内で意思決定者の意思決定をサポートする仕事の人たちは精一杯当事者の気持ちになって仕事をしていると思うのですが、結局はどこまで行ってもどこかで他人事だったり、気迫のようなものが違うんじゃないかなと思っています。だからこそ、以前書いたブログの記事に書いたようにアドバイザーとして仕事をしてきた人が意思決定をするマネジメントに職種を急に変えるのはかなり大きなチャレンジになるんだと思っています。

具体的に意思決定者とそうでない人たちで何が違うかと言うと、下記の二点に集約されると思います。

  • P&Lの責任を持つ事(投資と目標の責任)
  • People managerである事(チームメンバーのキャリアや成長の責任
この2つの点が意思決定者の違いだと思っていて、ここの重さが一個一個の経験への真剣さや学びに影響してくると自分では考えています。P&L責任を負っている以上失敗をしたら解雇されるリスクは当然あり、People managerであるからこそチームメンバーへの影響は大変大きいです。

早く意思決定をできる立場に立った方が良い
昔、キャリアの先を行く友人からポジションが人を作る。と言われた事を覚えてますが、本当今は実感しています。意思決定の数を重ねた経験から来る学びの濃度は本当桁違いで、若ければ若いほどその時の変化の大きさは将来大きくなっていくと思います。だからこそ、なんとなく流れに任せてキャリアを選ぶのではなく適切にリスクを取って、より意思決定者に近付けるようなキャリアを選んでいく事に価値があると思います。ものすごい賢い人ではなく、自分のように持っているカードをうまく使ってキャリアを切り開いていく人こそ意識できたら多くの人に役に立てると信じてます。

どういう要素があると早く意思決定をできる立場に立てるのか

こちらは過去の記事からの抜粋ですが、今も同様の事を考えているのでここに再掲しておきます。数年後を考えて時に計算されたリスクを取ってマネジメントの道を開きたい人の助けになれたら幸いです。
会社からの評価が高い
  • 経営幹部育成プログラム等で採用(MBAや元コンサル等で見ます)
  • 幹部候補として採用(スタートアップにある怪しげな採用ではないやつです)
  • 強みやバックグラウンドが大きくフィットした場合
会社がリスクを取りやすい
  • 新しいビジネス/ 子会社等を立ち上げ(社内にエキスパートがいない)
  • ターンアラウンド等社内がやや混乱状態にある
  • 小さい国(東欧、東南アジア、等)

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