さて、今回は10年来の友人でミャンマーにいる際に訪れたこともある方の海外就職の紹介です。総合商社という待遇も良く海外にも任期付きとは言え出やすい仕事を捨て、東南アジアのビジネスの立ち上げからのフランス留学しフランスで勤務という多様な地域に渡る経験の話を聞きました。元々の仕事の経験を活かしうまく仕事を見つけた事に加えて、プライベート、待遇、成長、やりがい全てが高水準で満たされると実感できることはなかなかないことだと思います。それも本人の持つハードスキルに加えて、本人から言及はないですが、文化の違う中で人間関係をうまく作っていく柔軟性や魅力のある人間性があるんだろうと思います。
学生時代の海外志向
- 神奈川出身で、小中高と野球に打ち込む。大学では国際交流活動に従事。5年在籍のうち1年間はアメリカの州立大学に留学。
- 幼少期から母親の海外出張やテレビ番組などの影響で海外に憧れを持ち、「留学ならアメリカ」と考え渡米。
- 留学先はアジア人よりラテン系が多い地域で、外向的なノリに合わせる術を身につけた。
商社就職と早期転職
- 大学卒業後、グローバルビジネスを目指して総合商社に入社。
- しかし実態は日本人同士の仕事が多く、グローバルに戦うには不向きと判断し、2年目で退職。
シンガポール・ミャンマーでの事業立ち上げ
- 人事系の小規模企業に転職し、シンガポールで1年ほど勤務。
- 日本で獲得した案件の実行が中心だったが、現地法人で直接ビジネスを立ち上げるべく、当時開拓余地が大きかったミャンマーに行き、オフィスを立ち上げ1年半ほど事業を展開。
- その後、縁のあったクライアント企業に転職を直談判し、人事部門に所属。
フランス赴任とMBA取得
- 同企業での勤務中にフランス赴任の機会を得て、現地で働くうちに「フランスに残りたい」と考える。
- 半年ほどの準備でフランスのMBAプログラムに合格し、学生ビザを取得。
- 比較的フレキシブルなプログラムだったため、在学中にフランス企業でインターン。
- 半年後、ポジションの空きが出たタイミングで正社員オファーを獲得。COVIDの影響で不安定な時期もあったが、最終的に採用が決まった。
現在の勤務状況と満足度
- フランスの企業に正社員として働き始めて約5年。
- 「プライベート、待遇、成長、やりがい」の全てが高水準で満たされており、「これ以上の会社はないかもしれない」と感じるほど充実している。
文化的な適応と働き方
- シンガポール、ミャンマー、日本、フランスと多国を渡り歩いたが、国の文化よりも会社や所属チームの文化の違いの方が大きいと感じた。
- 「○○だからこうだ」といった固定観念を持たず、柔軟に適応する姿勢が重要。
今後の展望とアドバイス
- 現在の会社に大きな満足感があるが、将来的には小規模ビジネスの立ち上げなども視野に入れている。
- 「世界で戦える」ハードスキルを持つことが大切であり、データやテクノロジー分野での専門性が強みになると実感している。
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