2022年12月17日土曜日

影響力の大きいリーダーになった以上、フェアに判断される事は諦める


   最近会社を辞めた元ボスと話す機会がありました。その際に、自分がマネージャーくらいの時は自分自身の影響力もさほど大きくなくちゃんと説明して結果的にフェアに判断されることがある程度期待できるものの、マネージャーが自分にReportするくらいになるようになるとフェアには判断されなくなるよっていう趣旨のことを言われました。(ちなみにHBRを読んでたら同じような内容の部分を発見)。影響力が小さいうちは自分の人となりを相手が理解してくれて、そういった文脈を含めて判断してくれることが多いものの、HBRの表現に従うと、問題からの距離が遠くなるほど文脈に対する理解がなくなってきます。
   じゃあどうしたら良いのかという話でいくと、単純なのですが腹を括るんじゃないかと思います。考え方によっては上記のことは理不尽なことだと思うのですが、多くの場合事業責任者に求められるのは理不尽さを飲み込んだ上で帳尻を合わせて組織を動かし結果を出していく事だと信じています。私自身もチームメンバーに対しては理不尽を極力減らそうと努力していています。なぜなら責任者が理不尽を減らすことでより高い成果を出すことができるようにすることが自分の責任だと思っているからです。
   なので、リーダーになっていく上で、フェアに判断されるという事を諦め、ある程度の面の皮の厚さ、理不尽を含めて併せ呑む事といった事が大事になり、そこも自分に適性があるか判断する一つの軸になってくるんじゃないかなということで今回の文章を書いてみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿