さて、その切り口ですが、MBA卒業時での切り口と同様に考えていて、そちらは業界、職種、場所、職位の四つの切り口で考えたいと思います。MBAでの卒業時だと職位はあまり議論にならないことが多いのですが、欲張ればそう言った内容も含めて議論をしていくべきだと考えているので敢えて入れています。現実的にはMBA前にマネージャー経験があっても、その後マネージャーとして仕事を得られる人は他の要素を変えたりするとなかなかないでしょう。さて、一個ずつ説明して行きます。
・業界:こちらはまぁ当たり前の話なのですが、キャリアの中盤では絞って一貫性を持つことが大事だと思います。働いて5年−10年くらいは様々な自分探し等で色々行ったり来たりすることはあるかと思いますが、基本的にはここは絞っていく必要があります。
・職種:このBlogはジェネラルマネジメントになるというためのコンセプトで書いていますので、その前提でいくと、マーケティングや営業等、売上に貢献する仕事をする必要があります。StrategyやBusiness developmentのチームからジェネラルマネジメントに上がっていくルートもありますが、王道は営業として結果を出して上がっていくことでしょう。
・場所:どのマーケットで働くか、どのマーケットの経験があるかが大切な要素になってきます。最近思うのはキャリア序盤ではそこまで大事じゃない気がしていて、中盤以降どれだけ大きなビジネスを見られるかという事に関わってくるので大切になってくるようです。
・職位:いくつかプロセスがあって、キャリア序盤だとPeople managerになれるかどうか、中盤だとGMをマネジメントするGMになれるかどうか等が肝になってきます。
上記をまとめて、各タイミングで何が大事か考えると最初に大切にすべき事はいかに早くPeople managerの経験を得る事だと思います。Managementは経験から学ぶことが多く、できるだけ早くこういったことができるようになるとその後の伸びが違います。次に大切なことはP&Lの責任者になる事です。売上、利益の責任を持ち投資をして結果に出していくという経験から学んで行きます。最後にこちらは最近再認識した事なのですが、さらに上のポジションに上がっていくにはその企業にとって鍵となる市場の責任を持ち結果を出していく必要があります。多くの場合、そういった市場は、アメリカであることが多く、たまに中国、日本、EUだったりします。ただポイントとしては、People manager、P&L Ownerの経験を得たら次は大きな市場を取りに行く事でその企業内でキャリアをさらに上げていく事ができるのではないかという事でした。
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