2022年8月6日土曜日

変化に対しリスクがあるなら、現状維持もリスク

 

先日ちょこっとツイートしたのですが、自分より経験が少ない方の相談に乗っていた時に私のキャリアは結構リスクを取っているという主旨のことを言われたことがありました。自分としては、全くそんなことはなくて、むしろ安全に石橋を叩いて渡っていると思ったので、「いやー、全くリスク取ってないんだよね。むしろめちゃ安全な道を選んでるよ」って伝えてその時は終わりました。その後少し考えてみたのですが、もしかしたら言葉の理解がずれてるだけかもって思ったので、それについて書いてみたいと思います。

リスクと不確実性は違う

自分にとってリスクとは自分の最低限許容可能な生活ができない事を指していて、その質問者の方にとっては、不確実性がある事をリスクと呼んでいたんじゃないかなと思います。例えば、知らない土地に引っ越して転職するとしたら、それなりに不確実性はあります。ただ、それでも最悪別の仕事を見つけてそれなりな暮らしを維持できるとしたらそもそもそれはリスクではなく不確実性なんじゃないかと思うんですよね。

積極的に不確実性を受け入れる事で変化を起こせる

上記の不確実性を受け入れないと、多くの場合は大した変化が起こらない事が多いです。例えば、同じ組織で同じような仕事をして少しずつ収入が上がっていったとしても本当ちょっとずつしか上がらないでしょう。なので、ここで収入は下がるかもしれないけど、上がるかもしれないとしたら選択をしようと思えないと自分の人生に対する変化を受け入れにくくなってくると思います。

不確実性を選んで収入が下がる事をリスクと呼ぶなら現状維持ですらリスク

もう一歩進んで、仮に不確実性を選んだ結果収入が下がってしまう事をリスクと呼ぶのであれば、現状を維持して他の選択肢を取らなかった機会損失や現状維持の結果、他の選択肢がなくなってしまう事もリスクと呼ぶのが適切なんじゃないでしょうか。


と、結論で言いたかった事としては、変化自体は別にリスクがあるわけでもないから受け入れてみたらもっと良いかもねって話でした。

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