このBlogの対象としている方は自分を含めて経験の浅いGeneral Managerと呼ばれる人なのですが、そういう立場になるとどうしても、全ての責任が自分にかかってくる事で、大小に関わらず常に問題が発生していたり、意思決定にはトレードオフが必ず伴うので負の面が生じたりし、ストレスが多くかかってくる事が多いです。
今日は周りの人たちを聞いても、やっぱりある程度ストレスがかかっている人が多く、そのストレスにどの程度対応できるかという点も差別化の要素になってきます。具体的には、難しい意思決定が必要になった時にストレスに耐えられなさそうだなと思われる人は意思決定の場から外されて、結果だけその人に知らされるという事が多くあります。GMの仕事は、意思決定をすることが大切な中でストレスに耐えられなさそうと思われるとしたらGMとしては相当厳しいです。
ただし、実際にデータを見ていると責任の大きい仕事にある人たちは精神疾患になることが多く、ここのデータにおいても53%のC-suiteの人たちは最近メンタルヘルスの問題を抱えていると答えています。GMくらいだとプレッシャーは小さいかもしれないですが、プレッシャーの影響の強さは慣れもあると思うので初めのうちは大きく感じるかもしれません。
いくつか基本的な方針として自分が採っている方法を書いておこうかと思います。
1. 自分の状態を客観的にモニターする
睡眠時間、疲労度合い、人からのフィードバック等、定量的定性的に自分自身をモニターして少しでも精神状態への影響がないかどうかをモニターしていきます。自覚的に自分の状態を認識できているうちはマシで、何が何だかわからず急にメンタルがメルトダウンしたりすると相当影響が大きいと思います。そう言ったように自分の状態を客観的にモニターすることは大切なスキルのうちの一つです。
2. 常に準備をしておく
ショックな出来事があるのは自分自身が想像していなかった事だから起こるので、経験と共にこれは以前経験したことがあるから、まぁ大丈夫かなと処理できるようになっていきます。なので経験とともに良くなっていくかと思いますが、ここの対象は新米GMの方々。もうちょっと具体的な方法も書きます。
一つ目は、可能な限り前提を外して考えておくこと。これって本当難しいんですけど、色々な人たちに話をして、今の自分のシナリオに当てはめて考えておくと良いと思います。Hard Thingsの本を読むとかも良いかもしれません。
二つ目は、感情を自分自身とは切り離して捉える練習をすることです。自分の感情を認識できるようになると負の影響を減らせるようになります。またこれはトレーニングで十分できるようになります。
3. 解決方法をいくつも持っておく
自分の場合は、過去色々なことにより気分が落ち込んだ時にどういったことをして、元気を出してきたか、もしくは気分転換ができたかを記録しておいて、実施することをおすすめします。それは例えば料理だったり、テニスだったり、散歩だったり、本当なんでも良いし、色々あると思うんですが、常に解決方法をいくつも持っておくことをおすすめします。
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