2021年5月2日日曜日

「自分自身の成長」を意識しない方がむしろ成長するのではという話


 2019年8月から今の会社に入って、すぐGeneral Managerの仕事に就いて、そろそろ二年になります。先日先輩への報告メールで色々と今まであった事をまとめていたのですが、本当に色々な事があり、気が付いたら結構成長したのかもしれないなと思う事がありました。

ミスターミニットで働く迫さんのこちらの本にも書いてありましたが、自分の成長ばかり考えているよりも、組織の成長だったり目の前のビジネスの課題に集中する方が結果的に成長するっていう論旨の事が書いてありました。

自分の成長は「事(こと)」に当たることの副産物でしかない。それなのに、副産物を目的にして、囚われていた。おそらく、「マザーハウスを成長させよう!」と口では言いながらアートの学校に通う僕の姿に「ブレ」を感じ、「この人についていっていいんだろうか」と思ったメンバーもいたのではないかと思う。リーダーは、自己成長なんて考えなくていい。そんな自意識なんて、いらないのだ。

この主旨がある程度正しいと仮定した時になのですが、理由とその条件について整理してみたいと思います。理由なのですが、「成長のため」と行動をし始めると、手段が目的化してしまうために、最終的な目的への行動がぶれてしまう事があると思います。迫さんの文章にも書いてありましたが、自意識は周りへのアピールになってしまったりして、実際のビジネス解決に対してぶれてしまうのではないでしょうか。

次に条件なのですが、早く精神的に成熟する方はもちろん素晴らしいと思うのですが、自分のように自意識が高かったりする人(笑)に対しての解決法を書いておくと、自分の成長よりも目の前のビジネス課題を解決しないといけない環境に置く事だと思います。具体的には自分のチームを持ち、チームメンバーの将来を背負うような環境に置かれると自分自身の成長よりも目の前のビジネス課題を解決する事に必然的に集中できると認識しています。

と、考えると別のBlog記事にもちょこちょこ書いていますが、いかに早く責任を持つ環境に自分自身を置く事かが大切になってくるので、20,30代前半の人はいかに早くそういう環境を探して身を投じていくかが大事になってくるんじゃないかなと思っています。

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