さて、今回の方は、多分ビジネス系では珍しく日本から直接アメリカに就職をしたパターンです。多くの場合は同じ企業内でアメリカ本社に転勤したり、大学院等を経由する事が多いのですが、今回は珍しくアメリカに直接転職した例です。USCPAを持っている事がその信頼の担保につながっていると思ういます。
大学時代まで
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関東で生まれ育ち、関西の私立大学に進学。中高でテニスに打ち込み、大学卒業まではほぼ日本で生活。
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大学では心理学を専攻し、3年生のときに約3か月カナダへ短期留学。この経験を通じて「なんとなく海外に出たい」という想いが芽生え始める。
メガバンク就職と転機
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大学卒業後、メガバンクに新卒入社。しかし、在籍中にコロナ禍が起き、海外駐在だった先輩たちが続々と帰国する様子を目の当たりにする。
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銀行内で王道の海外駐在を目指すには8~10年ほど経験が必要と知り、「30歳になってもまだ海外に行けないかも…」と将来を不安視。
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「ただ口だけで『海外に行きたい』と言い続ける人にはなりたくない」という思いから、銀行外への転職を検討し始める。
独立行政法人での経験とUSCPA取得
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海外関連の仕事を探す中、東京ベースの独立行政法人が3年間の契約職員を募集していることを知り応募。合格を機に初めて関西から東京に生活拠点を移す。
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メガバンク在籍時から勉強していたUSCPA(米国公認会計士)を、独立行政法人で働きながら取得。
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USCPA合格後、「アメリカに行こう」と決意し、会計関連のポジションを探すうちに1年半の有期雇用でアメリカへ渡るチャンスを得る。
アメリカでの会計キャリアとグリーンカード
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渡米後、会計事務所で働き始めて約2年半が経過。
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その間、交際相手(パートナー)がグリーンカード(GC)のサポートを受けることになり、自分もそのプロセスに便乗する形でEAD(就労許可)を取得。
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現在はEADを使って、自身の知見を発信する活動もスタート。ビザの制限をクリアしつつ、副収入も得られるため、さらなるキャリアの可能性を模索中。
今後の展望
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大企業よりは比較的小規模な会社で会計のキャリアを深めながら、専門分野の情報発信も続け、何か新しい組み合わせを探していきたいと考えている。
アドバイス
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リスクを考えすぎると行動できなくなるため、必要最低限の備え(例:TOEIC高得点やUSCPAなど分かりやすい武器)を磨き、リスクを取って動き出すことが大切。
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「まずは行動に移す」ことで、キャリアの可能性を広げられると強調している。
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