2025年3月30日日曜日

海外就職インタビュー0031 PhD後、Twitterを通じてポスドクのポジションを確保

さて、今回もポスドクの方なのですが、日本でPhDを取りポスドクを探すのにX/Twitterで発信しそこから海外の研究室でポジションを見つけた方の話です。ポスドクの方が海外に仕事を見つける話は結構聞いてきたのですが、X/Twitterを通じて職探しをして見つけた方は初めてだったので聞いていてとてもわくわくする内容でした。どういったポイントについても気を付けるのかも聞けたので興味がある方は見てみる事をお勧めします。

日本での研究生活と海外志向

  • 学部~博士号取得: 東京で育ち、海外留学や短期渡航もなく、最長でも国際学会の2週間が限度。

  • ライフサイエンス系の研究を専門とし、博士課程修了後はポスドクを検討。

  • 海外への興味: 「研究の最先端=海外」という漠然とした想いと、ポスドクが最後の海外進出チャンスかもしれないとの考えから行動を開始。

X(旧Twitter)を活用したポスドク探し

  • 募集発信: X上で「自分の研究内容とスキルを明示し、ポスドク先を探している」と英語で投稿。

  • 結果: 世界各地の5つほどの研究グループから連絡があり、Zoom面談を経て、最終的に現在の研究室に決定。

    • もともと論文を読んでいた馴染みのある研究室だったことも大きい。

  • 成功要因: プロフィールに自分の得意技術を明確に記載し、PIが「合うかもしれない」と判断できるようにした。

    • 論文の質だけでなく、「行動力+運+タイミング」が重なったと感じている。

X(旧Twitter)活用のメリット

  • アカデミックな層も多く利用しているため、求人や人脈づくりに意外と有力。

  • ダメ元で試してみたが、求人誌(Scienceなど)に比べてもチャンスがあったと実感。

  • 最初の論文が出たタイミングでアピールし、同分野の研究者との繋がりを広げられた。

将来の展望とアドバイス

  • アカデミア継続希望: アメリカを中心に応募先は多いが、家族が馴染める環境かどうかも重要。

  • 免許は早めに: 海外の生活や研究先で車が必要になるケースがある。

  • 英語の準備: ボスから「話すのが遅い」と指摘されるなど、語学力は現地に来てからも伸ばす必要がある。

  • 研究室選び: シニア大御所ラボはハードルが高い場合も多く、新設の研究室や立ち上げたばかりのプロジェクトを狙うのも良策。

  • Xの使い方: 言語別アカウントを分けたり、研究内容を分かりやすく固定ツイートするなど、戦略的に活用することがおすすめ。

  • 研究者向けの留学フェローシップが他国に比べて比較的充実していると思うので、それを利用するのも良いと思う。

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