さて、今回は国立大学を卒業後外資系で勤務し、ヨーロッパのMBAへ行き、そこからさらに伸び続けている方の話の紹介です。MBA留学からの現地就職は多少困難な面があるとはいえ、それなりの経験があれば可能な中で特筆すべきはそこからすぐに昇進をし多くのチームを率いている点があると思います。「昇進したい人間は次のレベルの仕事をすでにしているべき」や「基礎学力が固まっていれば、あまり身の回りの準備に時間を絶やさずに、早めに現地に行くdecisionを」等のコメントからも強いプロ意識が背景にあり、それにより突き進んでいるんだと思います。聞いていてとても刺激になる回でした。
日本でのキャリアスタート
- 国立大学卒業後、外資系FMCG企業に入社し、約8年間マーケティング業務に従事。
- 新製品の日本発売プロジェクトで厳しい環境の中、粘り強く働いた結果、周囲が多く入れ替わる中で残り続け、3段階飛びの昇進を果たす。
キャリアの転機:MBA取得
- 新設のデジタル部門に移って戦略業務を担当していたが、外資系とはいえ年功序列が強まる風土を感じ、海外でキャリアを築く武器としてMBAを取得することを決意。
- 一年で卒業できるプログラムを重視し、ヨーロッパのMBAへ進学。馴染みにあるスイスの学校を選択。
- 多様性のあるチームマネジメントの練習場として、MBAは最適な場だった。学術面においては、大きな苦労はなかった。
ヨーロッパでの就職
- MBA修了後、ヨーロッパ拠点の企業でマーケティングの仕事を見つけ、数年で全製品のEMEA(欧州・中東・アフリカ)マーケティング責任者に昇格。
- 昇進のポイントは「昇進したい人間は、すでに次のレベルの仕事をしているべき」という考え方と、FMCGでのP&L(損益)責任経験から得た幅広い業務知識にあったと振り返る。
今後の展望とマネジメントの課題
- 経営幹部へのステップアップをしたい。
- ヨーロッパでのマネジメントは、自分の責任を最小化しつつ成果を最大化しようとする人が多く、アウトプットの質を管理するのが難しいと感じている。しっかりしたマネジメントが必要。
今後海外就職する人へのアドバイス
- 基礎学力が固まっていれば、あまり身の回りの準備に時間を絶やさずに、早めに現地に行くdecisionを。
- 70/20/10と言われるようにラーニングの70%は経験からくるので現地で奮闘する方が有効な時間が過ごせると思う。
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