さて、先週は移動日と少し怪我をしてしまったために一週間飛ばしたので今週は二個記事を書いて補充していく予定です。先週はCreative thinkingとCritical thinking の両方を持つ事が問題解決につながるという話をしていたのですが、そのCreative thinkingの中でも発散思考を高めるための方法を一つ紹介したいと思います。
その方法はAUT: Alternative Uses Testと呼ばれるもので、例えば上記のクリップの使う方法を制限時間内にできるだけ多く考えるテストがあったりします。これは実際に授業で行ったのですが、大人が真剣になって答えを考える様子がとても印象的でした。このセッション自体を楽しくかつトレーニングにもなる有効な方法だと思います。
その他の方法としては、3つほど紹介すると(なお、それぞれちゃんとエビデンスもあります。)
- Guided Fantasy: 特定の状況を設定してその状況の詳細を思い出すようにする。(Garfield et al 2001)
- 散歩する: めちゃ単純ですが、本当有効で証明されているようです(Oppezzo & Schwarts, 2014)
- 子どものように考える: 例えば上記のAUTとかも子どもの方が思考の制限がなくて本当得意なんですよね。子どもだったらどう考えるだろうかと考えてみるという方法にも一定程度根拠があります。(Zabelina & Robinson, 2010)
なお、個人的に最も大切な事は諦めずより良い答えを出し続ける事だと思っています。例えば、疫学の半分近くのRejectされた論文は二年以内にPublishされているというデータがあり、ビジネスに当てはめすぎるのは危険ですが、諦めない事で思考の幅を広げるクリエイティブさを得られるんじゃないかなと思っています。
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