2022年10月16日日曜日

キャリアのストーリー

   

   最近、友人がExecutive search firmに転職をしていて、久しぶりに話す中で面白い会話がありました。友人はLinkedIn等で人の経歴を見て、採用側である企業に提案するらしいのですが、その中で結構大切にしているものが経歴の一貫性やストーリーということでした。気持ち、家族、健康状態に変化があったりするだろうとは思うものの、例えば急に職種を変えてキャリアを行ったり来たりしたりしていると少し不利なのでは?という意見でした。
   例を挙げると、営業→マーケティング→ GM→Sales planning→Commercial excellence→GMっていうルートだと結構トリッキーに見えます。一見最初の三つのポジションでGMに上がってキャリアは順調にGMでビジネスサイズを大きくしていくのかと思いきや、サポートファンクションにキャリアを移して、またGMに戻るっていうステップになっています。そうするとGMやったけど、あんまり好きじゃなくて別のポジションに移ったのかな?とかってパッと見たときに疑問が色々浮かんで来るわけです。
   別の例を挙げると、営業→マーケティング→GM→GM→Managing directorというルートだとマネジメントを目指していて着々とキャリアを登ってきたのかな?そうするともう少し大きいビジネスの責任を渡しても大丈夫かもしれない。といった風に考えたりするわけです。
   反論としては様々な機能をローテーションすることで広い視野を得ることができてその経験によってより優れたリーダーになるという反論もあるかとは思いますが、別にそういった部門のフルタイムの担当者を仕事としてする必要はないし、管理するチームにそのようなサポートファンクションのチームを持っていれば良いだけなのかなとも思います。
   また、最後に少し蛇足になりますが、最初の7−8年の仕事って40代くらいになるとあまり重要ではないことが多いらしく、結局長期的なキャリアはその人の器のところに落ち着くんじゃないかという仮説も出来ました。
   ということで最後あんまり関係ないことも書きましたが、キャリアのストーリーも少し意識していった方が良いよねっていう話でした。

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