2022年7月16日土曜日

経歴を「盛る」ことの必要性と危険性


自分の実績を定量的、もしくは比較をして表現する(盛る)必要がある

英語のCVを書くトレーニングを受けた人は分かると思うのですが、達成した事を効果的に書くように言われる事が多いと思います。これは、嘘をつくのではなくより読んだ側が意味があると感じられるようにしっかり翻訳をしてあげるくらいな感じのニュアンスで思ってください。例えば、例を挙げると、

  • 週次の分析を行い、営業効率の改善に寄与
  • 300人の営業の活動分析により、15%の効率を改善し、30億円の売上向上
と2つの書き方を見ると圧倒的に後者の方が具体的で定量的だと思います。何か程度を表現したい時は定量化するか比較する事で効果的に書けますが、本日はどうやって表現するかではなく、どの程度まで許されるのかについて書いてみようと思います。

嘘は書いてはいけない
上記の例は自分の仕事をしている視座を上げて、定量化して説明する事で説得力を上げているかと思いますが、経歴を説明する上で嘘は書いてはいけないです。いくつか理由はあるのですが、LinkedIn等コミュニティが重要な現代において公式、非公式にレファレンスチェックといって実際の働きを確認する事は多いです。嘘はバレますし、入社後話した内容と同様の価値を提供できないとしたら良くないポジションに自分が立たされる事になるので、嘘は良くないです。また、マネジメント側からすると、嘘をつくような人物を改善する事は大変難しいので、入社後仮に嘘をついて希望のポジションについてもその先には進めず効果は非常に短期的でしょう。

誤解を招く事もいけない
時たまわざと誤解を招くような書き方をする人もいますが、最大限努力をして誤解を防ぐ努力は必要です。例としては
  • 経歴<XX大学AAコース、BBコース修士修了
  • 実際<XX大学AAコースサマースクール終了、BBコース修士修了 
というような例があったりしますが、いくら字数制限があったとしても見た人が誤解を持ちそうだなと思うような書き方は絶対しないようにしましょう。

スキル不足は改善の余地があるが、倫理面の課題は解決しにくい
スキルが足りない分はトレーニングや投資をする事で改善できますが、嘘をつかない等の信条に関しては変える事が難しいです。大切な事は嘘をつくような信条の人をチームに入れない事です。

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