2022年7月10日日曜日

大切な事は選択を迫られて初めて気が付ける


 
以前尊敬する人が、連絡がきた転職については、オープンな気持ちで必ず返事をして少なくとも検討するようにしているという話を聞いた事がありました。その方は新卒からその企業で働き重要なポジションについていた人で、おーそれは説得力あると思いつつ、心のどこかでただ単にそういって若手社員に良い影響を与えたいだけなんじゃないの?と穿った見方をしたりしていました。でも、今10年と少し働いた期間を重ねた中で結構正しかったんじゃないかなと思ってきています。

というのは、今までスイスの大学院で勉強する、アメリカで働く、シンガポールで働く事を選ぶ、今の会社に転職する、など大きな選択の瞬間を考えると何を選んだかと同時に何を選ばなかった事で自分が大切にしていた要素に気付く事ができたなと思っています。

今でも幸運な事に色々な案件でお話を頂く事がありますが、上記の尊敬する方と同様によほどひどくない限りは連絡が来た人の案件は少なくとも少しは聞くように心がけています。そうすると、稀に「面白そうだな」って思う案件があり、その心の動きを深堀りしてどういった事に今は自分を面白いと感じるだろうか?と客観視する良いきっかけになります。

同様に自分が何を大切だと思っているのか?について言語化がしにくい人に関しては、過去の大きな選択肢を並べて振り返ってみるのも良いかもしれないですね。

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