2022年3月6日日曜日

どのくらいの確度で意思決定をするのか



最近、一社目、大学院、シンガポール在住、東南アジア地域のマネジメントという共通点の多い先輩と久しぶりに話をしていて、どうやって意思決定の確度と早さをバランスするのかという話になりました。今日書くのは本当自分の頭の中の整理と感覚的な内容です。

そもそもの前提

前提としては、市場の変化が大きく、一つ一つの製品やサービスの意思決定にそれほど多くの時間を使えない等の状態であると前提を置きます。例えば、一つの製品だけで数百億円等の売上があり、非常に肝要な製品の場合だったり、一度実施したら中々変えられない場合等は前提が異なってくることが多いと思います。

どのくらいの確度か

100を全ての情報が分かっている状態だと仮定すると各レベル感は以下のような感じです。

  • 100: 間違いない意思決定。レベル感やベンチマークとして知っておく事が大切
  • 70: ほぼ間違いないと市場調査やインタビューやパイロットで分かる状態。大体遅すぎる。
  • 30: 不確かなもののスピードとしては十分。
本当概念的で分かりにくくて申し訳ないのですが、上記くらいのイメージでいます。70まで待つ事はほぼなくて、30でいかに早く先に意思決定をしてしまうかを大切にしています。100はどちらかというと何かを実施した後の検証をした結果到達することがあるかも?くらいな感じです。

30の確度で意思決定するために必要な事は

実際に顧客からのフィルターされる前の声と全体感としてのデータがある場合
顧客の声からのボトムアップを可能な限り直接聞いて仮説を立てて、間接的に証明もしくは十分整合性のあるマクロデータがあればOKとしています。後者の整合的なデータもやや感覚的なものなのですが、直接証明するデータを探す事は多くの場合困難なのでまぁ問題ないかなという検証程度で実施しています。
経験のあるチームメンバーを信頼できる場合
また、チームメンバーを信頼すると信じられる場合は、詳細まで分かっていなくても意思決定をしてしまう事があります。ここはいかに強いメンバーを手元に入れられるかが大切だと思います。

長期的な発展のために
意思決定の記録とレビュー
自分がどういった情報源やロジックをもとに意思決定をして何を検証の指標とするのかを箇条書きレベルで良いので残しておきレビューできるようにします。自分の場合はOutlookで自分にメールを送っておき何日後に検証するとリマインダーを入れておくようにしています。

確度のレベル感を知っておく
確度のレベル感が揃っていないと意思決定が難しいのでまず時間をかけて全てリサーチをして意思決定をした場合どのようになるのかを学んでおく事が大切です。ただこういったものは難しいので大学時代に研究をするとか、キャリアの最初の方で叩き込まれるとかが大切かなと思います。またそれをチームのリーダーシップクラスに共有する事も非常に大切です。

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