以前の記事でキャリアから日本の縛りを無くす方法という記事を書いたのですが、今回はコンサルタントという実はP&Lオーナーから遠いアドバイザーの仕事からどうやってピボットしていくのかというキャリアのピボットについて書いてみようと思います。今回の例は複数人の例を組み合わせて書いています。今回の書いているコンサルタントとは文字数の都合からコンサルタント(戦略)と書いていますが、マネジメントコンサルタントを前提に考えてくれると良いと思います。色々な業界のマネジメントの課題を解決するアドバイスをする立場からどうやってピボットをしていくのかという例です。
今回のピボットですが、業界の軸と職種の軸で切ってみました。本当は地域の軸もあるのですが、それは自分自身で考える場合に加えてみると良いと思います。その中で今回は四段階のプロセスを経てジェネラルマネジメントになる道を示しています。
おすすめの考え方としては、一番右上を理想とした時にどのような条件を満たす必要があるのかというゴールから考える事です。挙げればきりがないですが、簡単なところから挙げてみると
- 業界知識や顧客との関係(少なくとも関係構築の経験)
- 社内における信頼
- 営業チームを率いる事ができるリーダーシップ
- P&Lを管理する知識、経験
- コンサルティングなので多くの業界に触れるところ、社内で特定の業界のプロジェクトやPractice Areaの勉強会を開催
- 行きたい業界の戦略寄りのポジション(分析等もあり)に転職し、社内における信頼を構築し始める
- 戦略寄りのポジションからマーケティングのポジションに移り営業を動かす経験を積んだり、もしくはそのまま営業マネージャー等のポジションについて営業としても実績と経験を積む
- そこからジェネラルマネジメントにピボット
と、こうやって見ると長いプロセスですが、採用する側からすると一つ一つのステップは無理が少なくリスクは少なく感じます。事前に多大な信頼を受けていて、大きなリスクを取ってでも未経験者を責任ある立場につけようという人がいない限りは上記のステップは結構現実的だと思います。例えば、最初の転職の際にトップマネジメントと将来についても合意して少しずつ動いていくような方向性を合意しておくと良いかもしれません。
ただ、現実的には多くの場合そういったスポンサーと呼ばれるマネジメントの人は上記のキャリアを進んでいる間にいなくなってしまう事が多いので、ここに書いたように不確実性を管理してうまくリスク管理をしていけると良いですね。
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