2021年2月20日土曜日

シンガポールは新米ジェネラルマネジメントに大変おすすめな場所

 

先日プロ経営者として働く友人とマネジメントの仕事から経営者の仕事に変わるのってどういうプロセスがあるんだろうねぇみたいな事を話していたのですが、その友人にも「経営者になろうと思ったら、まず経営者になるのが一番簡単だよね」という身も蓋もない事を言われました。と言いつつ、自分も「マネジメントの仕事をするにはまずマネジメントの仕事を得るのが一番だよね」という事を言っているので、まぁ本当同じようなものだなぁと思っています。

以前のBlogの記事で、早く意思決定をする立場に立つ事の大切さというものを書いていますが、その中で下記の内容を書いています。

どういう要素があると早く意思決定をできる立場に立てるのか

こちらは過去の記事からの抜粋ですが、今も同様の事を考えているのでここに再掲しておきます。数年後を考えて時に計算されたリスクを取ってマネジメントの道を開きたい人の助けになれたら幸いです。
会社からの評価が高い
  • 経営幹部育成プログラム等で採用(MBAや元コンサル等で見ます)
  • 幹部候補として採用(スタートアップにある怪しげな採用ではないやつです)
  • 強みやバックグラウンドが大きくフィットした場合
会社がリスクを取りやすい
  • 新しいビジネス/ 子会社等を立ち上げ(社内にエキスパートがいない)
  • ターンアラウンド等社内がやや混乱状態にある
  • 小さい国(東欧、東南アジア、等)


 上記の視点を踏まえて、ぱぱーっと要素を羅列してみようかと思います。将来最初のマネジメントのポジションを狙いたい人の参考になれば幸いです。


a) 小さい市場で、解雇も容易なため会社がリスクを取りやすい

今までジェネラルマネジメントの経験を持っていない人に責任を与えるので会社としてはそれなりに大きなリスクを取ります。ただ、シンガポールの良いところは、東南アジアの中ではそこまで大きい市場ではない事が多く、またパフォーマンスが低かった時に解雇や契約解除が他の国と違って比較的容易です。よって、会社側から見ても試してみるという事ができる場所だと思います。

b) 国際的で英語で仕事ができ法整備も整っているため外国人であるデメリットが少ない

シンガポールは華僑の方が多い事は事実ですが、それでも全ての業務は英語で実行する事ができます。またスタッフも英語を第一言語と同レベルに話せる人が多く、コミュニケーションを英語だけで取る上で問題ない事が多いでしょう。中国語はできた方が良いという点はありますが、できない事でディールブレイカーになる事はほぼないと思います。加えて、人種が元々ある程度混ざっているため、多様性に対する受容度合いが比較的高いと思います。最後に法律に従う事はシンガポールでは本当に大切な要素なので、法律に皆が従った上で公平な競争ができる事も大きな要素でしょう。


初めに書いたように一段違うレベルの仕事をする事は本当にハードルが高いです。そんな中でもより少しでも可能性が高い場所を目指すという意味で場所選びは非常に大切な事なので、マネジメントをしたい人にはシンガポールがおすすめだよという事を整理してみました。

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