元新米GMの成長過程
新卒日本での外資系、欧州MBA取得後、米国で就職、シンガポールへ異動後、転職し現在6ヶ国のGMの仕事をする日本人が成長の過程で得た内容を共有します。
2024年10月21日月曜日
定期的にストーリー立てて自分のキャリアを振り返る大切さ
2024年10月7日月曜日
Task oriented and ego oriented
2024年8月12日月曜日
自分に合った継続する技術を早いうちに学んでおく
- 自分の心の醜い部分やコンプレックス等にも向き合うとガソリンの素が分かりやすくなる
- 継続するという事は技術なので技術を学ぶ
- より良い方法を最初から探さず一先ず量をこなしてから質を追求する
2024年7月29日月曜日
事業会社のラストマンシップについて
ラストマンシップについてこのBlogではプロジェクトの最終責任を負っていなくても、全体の責任を持っているかのように考え行動することを指して定義をされていて、とても大切な要素だと思います。こういったマインドセットを持って仕事をしていく事で若手から成長をできる事だと思います。
この文脈とは別に事業会社においては、ビジネスを立ち上げる事がある以上どこかのタイミングで閉じる事が出てくると思います。特に投資効率を厳しく評価するような多国籍企業においては、複数の部門と市場をマトリックスで見て素早く撤退や参入をする事も多いです。そんな文脈の中でラストマンシップとは事業の責任者とし撤退を責任を持って進めていく事だと思っています。
まず多国籍企業でどのように評価されるかという点においては、撤退が決まった瞬間にその事業は売上と利益の目標から外れるので時間を可能な限り使わない事が前提になります。事業責任者の責任はその事業において一定以上の利益を確保する事です。なので、撤退が決まった瞬間にそのスコープから外れるために時間もお金も使わない事が大切になります。ですので、顧客に向き合い撤退を問題なく行っても特に評価される事はないと思います。
では、私自身もいくつもの市場における撤退を重ねてきた中で自分がどう考えているかと言うと、可能な限り個人として撤退に向き合ってダメージを少なくするために働く事が大切だと思っています。何に向き合って仕事をするかによりますが、製品によっては撤退後も使い続けるし、顧客に面している代理店や営業は問い合わせを受け続けます。だからこそ撤退は撤退でもソフトランディングする方法を模索したり、顧客との信頼を可能な限り裏切らないような方法を探して実行してきました。背景にある考えとしては、仕事をする上では自分に対する顧客や同僚の信頼を大切にして働いていきたいと思っているからです。
色々と書きましたが、自分としてはラストマンシップを大切にする人でありたいしそういった人と一緒に働いていきたいと思っています。
2024年7月15日月曜日
海外就職レポート 0006 しっかり準備してシンガポールへ中途転職
さて、他に優先順位の高いことが見つかったので更新は二週間に一回に抑えていくBlog更新ですが、今回はかなり準備をしてシンガポールに転職した方のインタビューです。中でも印象的だったのは大学生時代にマイノリティとしての経験をしていること、かなり用意周到に時間をかけて準備をしていたことでした。きっとお仕事も丁寧な仕事をしてらっしゃるんじゃないかなと思います。
簡単なバックグラウンド
2015年に新卒勤務
2022年の12月にシンガポールに来た
日本の女子大を卒業して、日本で二社で働いていた
海外向けの営業等の仕事をしていた
海外経験はありますか?
高校二年生の時に数週間のニュージーランド体験留学
大学に行ってメキシコに一年間留学した
今の仕事は
様々なサプライヤーから買い付け
日系の専門商社で営業をしている
顧客は日本の顧客が7割,ローカル3割
シンガポールで働く理由はなんですか?
メキシコでの経験から治安の良い海外に住みたいと思っていた
アジアだとマイノリティさを味わいにくいと思った
現地採用の中で給与水準が高い
仮にシンガポール人と結婚したとしても引っ越しをする可能性が低いと思っていた
どのようにして仕事を見つけましたか?
エージェント経由で仕事を見つけた
一年くらい仕事探しにはかかった
一回目の転職の時にシンガポール就職活動をしたが、英語等の問題がありうまくいかなった
二社目で働いている間は日本ベースだけれど、英語を使う仕事で、オンライン英会話を四年間続けた
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
比較的日本っぽい文化の会社なので良く悪くもギャップはない
もうちょっとリラックスした雰囲気じゃないかと思っていた
ビザの苦労はありましたか?
8月上旬インタビュー
8月下旬にオファーレターをもらう
9月下旬からVISAの申し込みが可能となり、10月頭にVISAのアプルーバルが来た
11月中旬に渡星
今後のキャリアについての展望を教えてください
現在の上司を見ていると同じような生活を続けるのは難しいので迷っている
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします。
自分は念入りで調べる派だったのでかなり調べていた
学生の間にマイノリティである経験をするのが良いと思う
2024年6月24日月曜日
海外就職レポート 0005 米系企業内で米国転勤からの永住
さて、海外就職レポートも五人目になりまして、同じ企業内での転勤でアメリカに異動した方の例です。広い意味でのチームが同じだったりすると働き方も想像しやすくて個人的にはかなり良さそうな転職だなと思っています。そして、インタビューしてきて思いましたが、ビザにあんまり苦労してる例がないので、少し今後そういう例も増やせたらと思っています。
簡単なバックグラウンド
- 現在アラフォー
- 米系外資系企業において、サプライチェーン関連の仕事で現在同社11年目
海外就職する前に海外経験はありましたか?
- 東京生まれ東京育ち地元の公立小中
- 駐在帯同等はなし
- 両親も英語圏の在住経験や義務教育以上の英語スキルはなし
- 小学校高学年、中学では夏休みに1-2週間程度アメリカのサマーキャンプ
- 高校はアメリカボーディングスクール
- その後東海岸の大学に進学→中退後帰国
- その後現在の会社の日本オフィス在籍中に大卒、アメリカ転籍後にMBA取得
アメリカで働く理由を挙げると何がありますか?
- 給与の良さ、ポジションの伸び代
- 子育てのしやすさ、公共のサポート
どのように仕事を見つけましたか?
- 日本に帰国後に複数の職を経て転職した現在の会社の日本オフィスよりアメリカへ転籍
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
- 住職近接で平日の送り迎えや学校行事等の予定に参加しやすい
- 自分のタスクや各期の目標が明確で求められているパフォーマンスも明確
- 学費の全額サポート等スキルアップへのサポート制度が充実しているだけでなくそれに対して上司や同僚の仕事やメンタル面でのサポートも厚い
- 苦労としては同僚達に比べて学歴、経験、言語で劣る中でどう上のポジションを競えるか(競うべきか?)悩ましい
- 働いている人の年代が幅広く、中間の自分にとっては相手が求めているビジネス上のお作法もかなり違うためコミュニケーションにかけるコストが大きい。
ビザの苦労はありましたか?
- ビザはL-1ビザで渡米
- 最大7年のため7年目開始時点にどうするか相談し、会社のサポートを経てGCを申請
- 今年4月に取得。大きな苦労はなし
現在どのような仕事をしていますか?
- サプライチェーンの中でもベンダーとのやり取りが多い仕事。
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 米系でも伝統的企業ではほぼ決まったキャリアパスになっているのでどこかでショートカットがないかを検討したい
- スペシャリストを目指すのかマネジメントを目指すのか決まっておらず悩み中
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします
これから海外就職を目指す方には外資の日本オフィスからの海外転籍はおすすめです。仕事内容やそれまでに培った知り合いの多さなどいきなり海外での就職を目指すよりも仕事の質や評価も安定し、それが心の余裕につながる良いサイクルが出来やすいと思います。
また、信頼できるロールモデルが見つかれば目標も見つけやすいかと思います。いつも笑顔で機嫌良く😊
2024年6月11日火曜日
海外就職レポート 0004 同じ企業内でドイツに移住就職
さて、今回はドイツと行ったり来たり仕事の上でもしつつ働いている方の紹介です。結構ここに書いてあることは共感することが多く、一部の資格等が必要な仕事を除いて十分に需要があるくらいの人材ならビザの問題を心配する事って正直あんまりないなと自分も思っています。それくらいの人材になるまでをどこで過ごすのかというのは難しい問題ですが、ビザ至上主義に世の中ちょっとなり過ぎなんじゃないかなとも思いつつ今回のインタビューを紹介します。
バックグラウンド
- 20年以上同じドイツ系の企業に勤務している
- 五年前から現在ドイツ勤務
海外就職前に海外経験はありましたか?
- 日本にいる間から海外で英語でやり取りしていた
- 海外プロジェクトで日本からサポートをする時にプロジェクトに入っていた
- 海外のプロジェクトが多くて数か月単位で色々な国に住んで働いたりしていた
- 小学校までイギリスだったものの、大学時代まで英語がそんなにできなかったので海外に行く事はふわっとした憧れ程度だった
ドイツで働く理由は
- 本社があり、そこに適切なロールがあったため
- 本社と日本支社とのつなぐような仕事をしている
働く上でのカルチャーギャップはあるか
- 数か月(三か月とか六か月)とかでドイツベースで働いていたので実際に五年前に住んだ時も問題なし
- 同じ会社の人と働いているので文化の面でのギャップが少ない
- ドイツでの働き方と日本の働き方は似た面があるのでさらにギャップが少なかったように思う
今後のキャリアをどうするのか
- 今後まだ色々考えていきたい
海外就職する方へ
- 必要とされる人材になる事が一番大切で、ビザは本当に必要な人材には会社がどうにかしてくれる