さて、海外就職レポートも五人目になりまして、同じ企業内での転勤でアメリカに異動した方の例です。広い意味でのチームが同じだったりすると働き方も想像しやすくて個人的にはかなり良さそうな転職だなと思っています。そして、インタビューしてきて思いましたが、ビザにあんまり苦労してる例がないので、少し今後そういう例も増やせたらと思っています。
簡単なバックグラウンド
- 現在アラフォー
- 米系外資系企業において、サプライチェーン関連の仕事で現在同社11年目
海外就職する前に海外経験はありましたか?
- 東京生まれ東京育ち地元の公立小中
- 駐在帯同等はなし
- 両親も英語圏の在住経験や義務教育以上の英語スキルはなし
- 小学校高学年、中学では夏休みに1-2週間程度アメリカのサマーキャンプ
- 高校はアメリカボーディングスクール
- その後東海岸の大学に進学→中退後帰国
- その後現在の会社の日本オフィス在籍中に大卒、アメリカ転籍後にMBA取得
アメリカで働く理由を挙げると何がありますか?
- 給与の良さ、ポジションの伸び代
- 子育てのしやすさ、公共のサポート
どのように仕事を見つけましたか?
- 日本に帰国後に複数の職を経て転職した現在の会社の日本オフィスよりアメリカへ転籍
日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?
- 住職近接で平日の送り迎えや学校行事等の予定に参加しやすい
- 自分のタスクや各期の目標が明確で求められているパフォーマンスも明確
- 学費の全額サポート等スキルアップへのサポート制度が充実しているだけでなくそれに対して上司や同僚の仕事やメンタル面でのサポートも厚い
- 苦労としては同僚達に比べて学歴、経験、言語で劣る中でどう上のポジションを競えるか(競うべきか?)悩ましい
- 働いている人の年代が幅広く、中間の自分にとっては相手が求めているビジネス上のお作法もかなり違うためコミュニケーションにかけるコストが大きい。
ビザの苦労はありましたか?
- ビザはL-1ビザで渡米
- 最大7年のため7年目開始時点にどうするか相談し、会社のサポートを経てGCを申請
- 今年4月に取得。大きな苦労はなし
現在どのような仕事をしていますか?
- サプライチェーンの中でもベンダーとのやり取りが多い仕事。
今後のキャリアについての展望を教えてください
- 米系でも伝統的企業ではほぼ決まったキャリアパスになっているのでどこかでショートカットがないかを検討したい
- スペシャリストを目指すのかマネジメントを目指すのか決まっておらず悩み中
これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします
これから海外就職を目指す方には外資の日本オフィスからの海外転籍はおすすめです。仕事内容やそれまでに培った知り合いの多さなどいきなり海外での就職を目指すよりも仕事の質や評価も安定し、それが心の余裕につながる良いサイクルが出来やすいと思います。
また、信頼できるロールモデルが見つかれば目標も見つけやすいかと思います。いつも笑顔で機嫌良く😊