海外就職における付加価値

最近色々と質問や相談に乗ることが多いのですが、自分にとって考えさせられる質問を投げかけてくれる人が多く、すごく価値を感じています。
そんな中でMBA後の日本以外での就職活動について説明を受けたので昔別のところに書いた内容を書いておこうかと思います。別に海外で働くことそのものに価値があるとは言っていませんが、一定期間母国以外で働き結果を出すことは、グローバルカンパニーのマネジメントとして上がっていくためには必須といって差し支えないと思います。
そんな中で日本以外の海外で働くオプションというか価値の出し方を整理してみました。

1) 賢さで突き抜ける
いわゆる日本人とかっていう事を抜きにして、1ビジネスパーソンとして優秀さを買われて 就職するパターン。例としては
・Management consultingの英語圏のオフィスで働く
・ヘッジファンドに雇われる
とかが挙げられます。 これは稀有な例ですが、ちょこちょこ居たりもしますね。

2) ニッチなスキルを提供する
過去の勤務経験や大学での専門から、世界中探してもそんなスキル持つ人中々いないだろという人に 当てはまって就職するパターンです。
例としては
・再生医療の研究をしてた人が、再生医療のスタートアップに入る
・R&Dをしていた人が同様の仕事に就く
・ロボットの専門で研究開発してた人がその研究部門の管理側に入る とかがあります。
ニッチな分野で日本人であるって事を抜きにしても必要だよねって思われるパターンですね。

3) 言語に依存しないスキルで働く
言語に依存しないような、統計、プログラミング、財務会計、などなどのスキルは比較的 日本語でも英語でも環境が変わらず、仕事ができる事が多いです。 このスキルで仕事をもぎ取る人もたまにいますね。
ただ、これってマネジメントへの道かというと違う可能性は大きいです。

4) 日本に関わる仕事で日本人として価値を出す
日本企業や市場と関わっている会社でその担当者として仕事をするパターンです。
パターンとしては２つあって、日本企業の海外支店で働くパターンと他国の企業で日本進出したい会社で働くということですね。
ここからピボットしてもっと最終的に就きたい仕事に就けば良いのでこういうのもありですね。

5) 起業する
起業して海外で働く人もいますが、ビザが大きな問題ですよね。
あと、投資家からするともしかしたらビザがなくなっちゃうかもしれない人に投資をするのかみたいな視点もあります。

6) その他フリーランスパターン
結構自分で会社を作って、自分自身ビザを出して働いているパワフルな人たちもいます。

多くの人にお勧めしたいのは2)です。前回の記事にキャリアのピボットと書きましたが、今までのキャリアを使って、自分にしか出せないニッチな会社やポジションを見つけていけると良いですね。