2023年12月24日日曜日

転職の最初にして意外と価値があること 会社業界特化の用語集

   業界や国や役職を超えた転職は昨今多くの人が経験するかと思いますが、その中でもおすすめしている本はハーバード流マネジメント講座 90日で成果を出すリーダーという本なのですが、それとは別に多くの人が価値があると思いつつやっていない用語集を作るという事のおすすめをしたいと思います。

業界や会社固有の専門用語を学ぶことは、新しい業界への移行において重要なステップです。用語集を作ることで、新しい用語を迅速に理解し、自信を持って使用することができます。また、特に英語環境においては様々な省略語が使われている事が本当多いです。例えば、ISOはInternational Organization for Standardization一般的ですが、会社のフェーズによってはInitial Stocking Orderといったように使われたりしている事もあります。特に非ネイティブが会話についていく上でこういった一般的でない用語が障壁になる事がたまにあると思います。

では、効果的な用語集をどのように作成するのでしょうか?


まず、業界の出版物やオンラインリソースを活用して、重要な用語を調査します。次に、これらの用語を文脈で聞くことができる業界イベントやウェビナーに積極的に参加しましょう。また、業界のプロフェッショナルとのネットワーキングを通じて、用語の意味や使い方を深く理解することも重要です。


自分だけの用語集を作成することで、新しい用語をすばやく習得し、業界内でのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。この用語集は、学んだ新しい用語とその意味を記録するためのツールとして、日々の業務や学習に役立ちます。また、用語集は定期的に更新し、最新の業界動向に合わせて用語を追加することが重要です。これにより、常に業界の最前線に立って活動することができるのです。


業界固有の専門用語を学ぶことは、ただ単語を覚えること以上の意味があります。それは、新しい業界の文化や思考方法を理解し、それに溶け込むことを意味するのです。用語集を作ることで、この適応過程を容易にし、新しい業界での成功への道を切り開くことができるでしょう。

2023年12月18日月曜日

リバースメンタリングを始めてみる

    メンタリングというと通常より経験のある人や上位にある人が経験の浅い人に対してアドバイスを行う事を指していますが、今まで色々な人たちにメンターになってもらいアドバイスをもらってきました。そんな中でそろそろ40歳に近付き始める自分としては20代の人たちとは差を感じ始めたり、そもそも30代日本で過ごす事がなかったためそもそも関わる機会が無かったりする事もあり、リバースメンタリングを始める事にしました。

   とはいえ今の勤務先にそこまで経験の浅い人が多いわけでもなく、個人的にメンタリングを提供しつつリバースメンタリングを提供するという方向で進めていこうと考えています。テクノロジーなんて別に自分でも色々なテクノロジーを使っているし、差がないだろうと正直思っていたのですが、今仮に学ぶことがなかったとしても今後は感度に差があるのできっと今後は学びが増えていくだろうと考えています。すごく細かい例でいくと日本の今の大学生たちはスプレッドシートの事をスプシと訳して使っている事が多いようです。以前は、エクセルを使う事が一般的でしたが、例えばGoogleのクラウドが無料なのでそちらを使う人たちが多く、結果エクセルと呼ばなくなったのでは?と仮説を思っています。

   上記に挙げた例は些末なものですが、自分がキャリア中盤になってきた自覚を持つためにもリバースメンタリングを実施していきたいと思っています。

2023年12月11日月曜日

2-3年の経験で仕事や業界の知見は手に入るのかという点における意見の差



昨日ぼーっとXを見ていたら、経営者の型と思われる人が上記の内容のPostが流れてきて、ちょっと盛り上がって自分も興味があったのでなんでこんな意見対立が起こるのかなーと思って少しまとめてみる事にしました。


  1. 評価者と自己認識の差が大きく、感情的に数年では意味がないと思われてしまう
  2. はるか先の雲の上にいる(という自己認識がある)ために数年での仕事や知見を非常に軽視する
  3. 成長のない環境にあり、場を変えた方が仕事や業界の知見を得られる
  4. ビジネスサイクルが長く、本当一部しか見られないため、実際に数年では価値がない
  5. 技能習熟系等の蓄積が大切な仕事もあれば、マネジメント等の体系的な知識や知見が大切な仕事もあり前提が異なる
  6. 頻回の転職をする人には信頼がないものの良く整理できていない結果、仕事や知見がないという表現になった


一個ずつ簡単に説明していくと、1の自己認識の差の問題は結構あると思っていて、これは経験の浅い人には多そうな問題だし、評価をする経験豊富な側からすると気持ち的にも受け入れにくいものがあるので起こっているんじゃないかなと思います。
2つめの評価者が経験を積み過ぎていて、数年程度の経験は誤差程度に思っている場合。まぁこれもありますね。
3つ目のどういった環境なのかという点も意見が分かれる点で例えば本当同じ事の繰り返しになって学びがないとしたら環境を変える事が正当化される可能性があります。(が、元々の論点である仕事や業界を数年で知る事ができるのかという点には影響は与えないですね)
4つ目の仕事と言った時に、例えば数時間単位でPDCAを回すようなアプリのビジネスとR&Dを加えると10年単位で必要な経験もありそこも差がありそうです。
5つ目は、例えば研究職等の蓄積が価値を生む大きな要素になっている場合と体系だった知識が大切になってくる仕事もありそこによっても違ってくるでしょう。


と、まぁ別に答えはどっちでも良いんですが、皆整理しながら議論しないとかみ合わないよねって思います。

2023年12月4日月曜日

教育学のセオリーってビジネスでのコーチングの上でも結構使えそう

Source: https://cft.vanderbilt.edu/guides-sub-pages/blooms-taxonomy/
   前回に引き続き友人のPodcastからの内容なのですが、Bloomという方がTaxonomyという理論を使って習熟度別の使うべき動詞について説明をしていました。これは結構面白いなーと思っていて、コーチングがマネージャーとして必要という事は多く言われていると思うのですが、そういった中でふわふわしたコーチング理論よりも長い歴史がある教育学から学ぶ事が多いんじゃないかなと最近思い始めています。(もちろん、コーチングの理論も教育学の理論を基に成り立っているものも多いとは思いますが)

   今回のこの提示した内容の理論なのですが、まず初めにチームメンバーの目標設定においてかなり有意義に使えると思っています。例えばジュニアなメンバーを採用した場合などは下の段から始まり少しずつ順番に上がっていく事でスムーズに目標設計ができるでしょう。また、この習熟度はSituational Leadershipの考え方を使う時にも普段から使う言葉を意識したり合意する上で使ったりする上でより有意義だと思います。後者については別途どこかで時間を取って書こうかと思います。
   また、Podcastの中で話している友人も言っていたのですが、履歴書を書く時にもこの使うべき動詞の細かいバージョンを参考にする事でよりパワフルな動詞が使えるようになる可能性が高いです。
   他にも使えそうなセオリーがあったらまた紹介していこうと思います。