2024年1月22日月曜日

ステレオタイピングを防ぎつつ類型化する方法

   今まで数十か国の人たちと一緒に(正確には国籍知らない人もいるけれど)働いてきた経験から〇〇の人は〇〇という傾向があるというイメージがあったり、INSEADの教授が書いたカルチャーマップにも傾向が書いてあったりします。ただ、実際は中国人でも途中アメリカで教育を受けたり、南アフリカで育ったイタリア人だったり、シンガポールで育ったドイツ人だったりと色々な影響があったりとステレオタイプを持ちすぎる事は大きなリスクがあります。とは言え、全くゼロベースで人に接するというものも難しいので自分はどうしているのかという点を書いてみようかと思います。

   人がどのような人か想像するときに、経歴、教育を受けた環境や想像できるバックグラウンドから想像をすると思うのですが、多くの場合無意識に印象を決めている事が多いと思います。コンサルティングファーム経験者はロジック優位、インド系の人は押しが強い、オランダ人は言い方がストレートなどがあると思います。そういった先入観を良くも悪くも持ってしまう事は避けられるなら避けた方が良いのですが、必ずしも避けられないと思うので少なくとも自分自身どういったバイアスを持っているのかという点を言語化しておくと良いと思います。

   また、全く印象がない場合は関わる相手や似た属性とビジネスの経験がある人などに色々聞いたり、先に挙げたカルチャーマップ等と読んで当たりを付けるのも良いと思います。経験を積めば積むほど先入観に頼りがちになってしまうのであくまでバランスを取っていけると良いですね。