2020年6月6日土曜日

Professional or Management


「まぁ、プロフェッショナルになるか、マネジメントになるか、マネージャーくらいで終わるかのどれかしか道はないよな。」と新卒の時から尊敬する業界同期(注1)が言ったのを今でも覚えています。

注1)新卒はマネジメントコンサルで働いていましたが、入社前からコンサルタントと呼ばれる人たちは横の繋がりが相当強いです。皆気が付いたら色んな方向に突っ走ってて本当刺激を受けます。

上記の言葉を聞いた時は、まだその時はそこまで明確に考えてなかったのだけれど、MBAを卒業して一年目が終わるくらいにマネジメントとしてキャリアを進んでいく方向に腹をくくり、Managementとしての仕事を進んで以降と決意しました。

Professional or Managementと言ってもざっくりしすぎてると思うので
話をわかりやすくするために非常に簡単に整理してみたテーブルを作ってみました。
もちろん最終的には、ManagementはManagementという専門性だろうと言われたらまぁそうなのですが、あくまでキャリアの方向性を考えるための助けとしての整理として理解して頂きたいです。


ProfessionalManagement
スキル専門性リーダーシップ
チームの数少ない多い
管理する機能特定多機能横断
例(ジュニア)Business development staffSales manager
例(シニア)CFO
Management consulting Partner
BUD
CEO


ここで言いたい事としては、この2つの方向性を大まかに意識してキャリアを積み上げていった方が効果的で、途中でこの間を行き来する事はハードルが高いという事です。
例えば、コンサルタントとしてパートナーまで登った人がそこから急に大きな組織のマネジメントをする事は難しいし、社内のSupply Chain Management のエキスパートだった人が部門長(BUD)等のポジションに行く事は難しいと思います。

理由としては、Management職は営業も含むPeople managementをできる必要があり、そこがある程度経験を要する事、また、そもそも企業側がP&Lを管理した経験のない人に対して任せる事は稀だからというスキル、需要両方の観点があります。

だからこそ、どちらかは早く選んだ方が良いのではないかと考えています。MBAに行って、無難にマッキンゼー、BCG、ベイン等のコンサルティング会社に行く事は良いものの、Management側に行きたいと思うのであれば、タイミングを適切に見計らって卒業していく事を検討する方が良いと思う。
(MBA後のコンサルティング会社をいつでるべきかは興味がある人がいたら、色んな人にインタビューして書く予定)

どれくらい早く選ぶことが大切という事に対する認識は、給与カットを受け入れたり、(いわゆる)会社のネームバリューが下がったとしても早く行きたい方を選んだ方が良い。マネジメントにいつか行きたいと思いつつ、プロフェッショナルでそこそこ進んでしまって、手遅れになってしまった例をたまに見かける(注2)

注2)手遅れと言っても、給与カット等をすれば問題ないものの、プライドが邪魔したり、給与が高くなり過ぎていて、その選択肢が実際には取れない例という意味

また、もしマネジメントトラックに移ろうとしている人がいるなら、People managementとP&L responsibilityとMultifunction managementがポジションを精査する大切な軸になると思います。
People management: 何人のどういった人材をマネージするのか
P&L responsibility: 何に投資をしてどう戦略を実行していくらリターンを期待するのかを人員も含めて決められる権限があるのか
Multifunction management: Managementとして上がっていくのであれば、営業、マーケティング等だけを見るセールスマネージャーではなくてSCM, CS, Ops等を管理していく必要が出てきます。

ここに書いた内容はややスタンスを取りすぎた内容ではあるものの、少しでもキャリアを考えるきっかけになってくれれば良いなと思います。

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