2020年8月15日土曜日

General Managerとして、得意ではない分野でどのように付加価値を出すのか?



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GMとしての付加価値について書こうと思ったのですが、あまりに具体性がなく自分にはまだ早いなと思ったため、自分にとって得意分野ではない機能のマネジメントにおいてどのように付加価値を出すのかという論点について今考えている事を整理しておこうと思います。一年後に振り返ってみて、なんと未熟な事を言っているんだろうって自分で思えたら最高です。


ここで言葉の定義を書いておきます。なぜなら、General Managerと言いつつ営業だけしか見てない実質Sales Directorだったり、企業によっては、Legalのヘッドの事をそう呼ぶ事もあるようなのですが、

  • バリューチェーンの複数の機能に責任を持つ
  • P&Lの責任を持つ
  • Indirect reportを含めて自分の管理するチームが2階層以上ある
と定義します。自分の場合は、生産と研究開発以外はすべて責任を持っているのでこう定義をしてみました。じゃあバリューチェーンを全部見てないのに名乗って良いの?って話はあるんですが、それは別途他のところで書く予定です。

自分のバックグラウンドは完全にコマーシャル寄りで、マーケティング、ビジネスデベロップメント、PMI等とビジネスを進める上で欠かせない、サプライチェーン、カスタマーサポート、テクニカルサポート等の知識や経験が全くありません。そんな中で、どう価値を出しているのかを特に構造化もせず列挙します。

そもそも最初に、自分自身の知識を高める事が本当最低限必要だと思います。実際に手を動かせる必要はないものの、仕事の内容で、どういう要素があってそれぞれどういう関係性があり、どのような特徴、影響があるのかを理解する必要があります。自分の場合は、それぞれ20時間くらいのオンラインのコースを受けて最低限の知識をつけてみました。

さて、その上で、以下の内容を自分は意識して働いています。

意思決定をする
権限の大きさやその他色々な事で、意思決定を仰ぎに来る事があります。そういった時に、できるだけ迅速に意思決定を行い、かつ責任を持つ。つまり、その後問題が起きたとしても自分で責任を持ち、チームを守る事まで含めて意思決定です。

優先順位を付ける
特に仕事が多くなってくると必要になってくるのですが、限られた時間とリソースの中では全ての事を行う事は不可能です。そんな時に全体感を唯一持っている存在として、意思決定をして本当に大切な事に注力してもらいます。

仕組みを作る
日々の業務を実行している中では、目の前の事に必死になっている事が多く、プロセスの改善等まで目が行かない事が多いです。また加えて、意思決定の範囲を明確にして、どの範囲までであれば、意思決定を仰ぎに来る必要がないかを伝え権限移譲する事も仕組みを作る一つだと思っています。

キャリアにおいて適切な機会とコーチングを提供する
こちらは、Managerレベルでもそうなのですが、社内を広くみて次どういった機会が社内にあるのか、また職務範囲を多少超えたとしてもお互いに意味がある仕事があれば提供するという事があります。また、彼らもマネジメントに上がっていく候補であるので、適切なコーチングを提供する事も必要です。

リソースを確保する
人物金を取ってきて、実行を担保する事です。中でも相当大事だと思っています。

適切な論点を投げかける
視座は論点によって上がったり下がったりすると思っているので、自分の決めた戦略を一段階噛み砕いて、適切な論点を投げかけ大きな動きに自発的に動いてもらう事が大事だと思います。自分に専門性の無い分野なので、適切な問いを投げかけ、答えは見つけてもらい実行する事に価値があると思います。

途中まで上っ面の薄っぺらいGMとしての付加価値とはとか書いていたのですが、こっちに論点を変えて多少ましなものになって良かったです。コメント質問等いただけたら毎週更新する時にトピックの参考にさせていただきたいと思います。

2020年8月9日日曜日

日本では英語が付加価値に、英語環境では英語はボトルネックになる

 

最近、前職で採用してくれた業界のドンみたいな人から紹介されたExecutive searchの人と話をしていて、APACのリーダーシップのポジションを探すと日本人だと、General Management以外を見ていった時に、同業界の中だと両手で数えられるくらいしかいないんだよねーって言われた事がありました。同様に、日本以外のMBAを出た人たちの多くは日本に帰る事が多く、言語が原因にあるのではないかと言われています。


今日はどういう原因があるのかなーというのを仮に整理してみたので、ちょっと書いて整理をしてみます。すごく単純化してみると、仕事の能力に対して、英語が更に付加価値になるのが日本や日系企業であり、多国籍企業や英語環境においては、英語がボトルネックになってくるという事があるのではないかなと思います。MBA卒業後の多くの人々が日本に帰って仕事をする事が多いのも、環境的に英語の能力が周りが低いため英語をできる事自体が付加価値になる一方、インターナショナルな環境で働く上では、英語はボトルネックになってくると思っています。


英語がボトルネックになるというのはどういう事かと言うと、仕事のレベルがそれなりに高かったとしても、英語でそれを表現する事ができなかった場合、英語のレベルの最高値が仕事の最高値になってしまう。という事があると思います。厳密にはエンジニアやR&D等の仕事の人は、この例は当てはまらないのですが、このBlogの読者であるマネジメントトラックを進む人に対してはこれは当てはまるのではないでしょうか。


自分も母国語は英語ではなく日本語なので、非常に苦労している人ではあるのですが、まぁそれを理由に諦めるのも悔しいので、今日も明日もちょっとずつ勉強ですね。ノンネイティヴは一生勉強だと思うので、それに向き合って生きていこうと思います。


読んでいる方で、もともとできる人はをそれを活かして、そうでない自分のような人はお互いに頑張っていきましょう!






2020年8月1日土曜日

MBAにリターンってあるの?って話

さて、今週はちょっとBlogのテーマとしてはずれるのですが、マネジメントトラックを進む上で一つの道であるMBAについて書いていこうと思います。

たまに匿名で質問を受けているのですが、その中でリターンってどうなの?っていう話があります。普段は、あ、いや、そういうのは自分で勝手に決めてもらったら良いんじゃない?って返事をしてるんですが、良い機会なので、分解してみました。

色々細かい事は書いてあるんですが、ざっくり言うと、まぁ定量的なところは参考程度にしつつ質的なインパクトを求めて留学する方が良いと思います。なぜなら、周りの人たちを見ていると、多くの場合、収入が上がる事というよりもっとワクワクするとか質的な面を求めて留学する人が多い印象を受けています。なので、色々な人に聞いて事前に判断して意思決定できると良いですね。モチベーションを維持する事に不安がある人はここに書いてあるような様々な自分の中にある理由を列挙してみて、毎日勉強する直前に振り返ってみるとどれか一個の理由くらいは刺さってモチベーションが出てくるんじゃないかなと思います。


一応定量的なところ(収入)について触れておくと、リターンはMBA行った場合と行かなかった場合の収入の差が投資に見合うかどうかってところだと思います。
それについては、@enoall3 さんのツイートを参考にαとβに分けて書いてみました。 
α:本人固有のパフォーマンスでMBAとの掛け算で伸びる部分です。
β:国や業界が変わるとさくっと給与テーブルは変わる事が多く、その変化です。また、ある程度著名なMBAを出れば期待収入というものが雇う方にも共通認識としてされていて、それは下記の元々のデータであるINSEADのウェブサイトを見ると参考になります。

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蛇足なのですが、MBAのコスパが悪い議論は以下のどれかかなぁと思ってます。
・質的なところは人それぞれだからまぁ議論しても仕方ないよね
・定量的な部分については、
   - 元々の収入が高い、もしくはMBAに行かない場合のキャリアの見通しが良い
   - αが低い:単純にパフォーマンスが悪い
   - βが低い:給与テーブルが変わるような変化をしなかった、できなかった
という辺りが原因じゃないかなと思っています。
ざっくり自分で計算してみるとわかると思います。多くの場合は自分のポテンシャルによって変わってくると思うので、自分自身をどう評価しているのかも分かって面白いと思いますよ。