2020年7月11日土曜日

キャリアを進めるためにピボットしていく


将来こういう仕事をしたーい!というものは多くの人は持っていると思います。ただ、同時に多くの人は現在の仕事が完全に求めるものと合致しない人も多いのではないでしょうか?ラディカルな議論を見ると、すぐに全てを捨てて飛び込めといったアドバイスや良いからインドへ行け等のアドバイスがたまにあると思うのですが、今回は現実的に現在地点から将来行きたい像をどう目指すかについて要素分解して説明していきたいと思います。

自己紹介の所にも書いたのですが、自分のキャリアは、全くビジネスに関係ない歯学部を新卒で卒業して、色々な会社やポジションを経て現在のGMの仕事に就いています。社会人の最初の同期と比較しても、特に切れ者という訳ではなかった自分がどうにかここまで来られたのは、足りない経験やスキルを積み上げてきた事、自分に対して信頼をしてリスクを取ってくれた先人たちのおかげだと思っています。前者の積み上げ方を考える時に使っている考え方を、下記に図示して言語化してみました。
メッセージにも書いてあるようにキャリアを業界、職種、市場、職位に分解してそれぞれを少しずつ変化させてステップアップしていく方法が、現実的だと思っています。こちらは自分の例ですが、自分のキャリアにも当てはめてみると良いかと思います。

別の例を挙げると、例えば、
「化粧品市場」
「データ分析」
「日本」
「アソシエイト」

「化粧品業界」
「マーケティング」
「アジア太平洋」
「ディレクター」になっていきたいとしたら、ひとまずマーケティングに近くデータ分析も活きるマーケティング・リサーチ部門に移って、そこから一個ずつ変えていく事等が挙げられます。


もう一点大切な事は、別に今すぐ理想の仕事に就かなくても良いんじゃないかなという事です。特にMBA卒の学生に多く見られますが、在学中に目線ばかり高くなってしまって結果足元が追いついてきてないにも関わらず、動いて焦ってしまう事も多いのではないでしょうか。また、例えば新卒の就職活動が思うように行かなかった時に、理想の仕事を目指していくためにステップを考えるツールとしても使えるのではないかなと思います。

多くの場合、現在の仕事で培った経験やスキルを活かして次のステップに行く形になっていると思うので、目の前の仕事に集中して結果を出すという方向にも考えが向かいやすいでしょう。

今不満を抱えている人や将来のキャリアに漠然として道しか見えていない人は、週末に30分でも時間を使って、分解してみて、何をどうやって変えていったら良いのか等を考えてみると少し見えてくるかもしれないですね。

様々な疑問や質問を募集しています。何でもご質問ください。

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