2024年5月13日月曜日

海外就職レポート 0001

   さて、今週からは海外就職した人たちに対してインタビューをしていくコンテンツを何回かお試しで出してみたいと思います何回か書いたらまとめて総括を書きたいと思いますが、今数人話しただけですが、色々なケースがあって本当楽しいですね!Zoom等でお話を聞ける方を今後も募集しています。さて、最初の方はまだ働き始めて数年目と若い方になります。

簡単なバックグラウンド

  • 関西の私立の大学を卒業してから、半年後にシンガポールに転職移住
  • 働き始めてから現在四年目、三社目、で三社目は働き始めて数か月
  • シンガポールでの最初の仕事はBPOの会社のジャパンデスク
  • 現在はアメリカの会社でAPACチームの広告関連のアカウントマネージャーとして勤務

海外経験はありますか?

  • 大学生時代に三か月カナダに語学学校留学
  • それ以外は基本的に日本

シンガポールで働く理由はなんですか?

  • 一番は英語を学びたいため

  • いつか海外で働きたいと語学留学した時から考えていた
  • キャリアの一貫性を意識していたので、ワーホリ等ではなくスキルを身に付けながら英語を学べる環境にいきたかった
  • 物価は高いものの給与面で高いため、給与と物価の両方が高いと絶対額として貯まっていく額も多いので旅行の時などに価値を感じる

どのようにして仕事を見つけましたか?

  • 地元の友人がシンガポールで働いていてその紹介です。
  • リファラルの話をもらったときは新卒の会社で働きはじめて半年しかたっていなかったけれども、自分の英語力や経験を加味すると、このチャンスを逃したら今後一生海外で働くことはできないかもしれないと考え、退職して渡星

 

日本との働き方の違いや海外で働く事の苦労は何かありますか?

  • 来たばかりの時は新卒間もないこともあり苦労したものの、同じ業界で転職だったのである程度基礎知識があったためどうにかなった
  • 一番の苦労は今も昔も英語
  • 今まで"英語を学ぶ"ことはあったけど、"英語で学ぶ"はなかったので、社内のトレーニング資料等も全て英語なのでインプット1つでも時間がかかっている
  • 労働時間に関してはかなりホワイトで決められた時間で求められた結果を出せるように仕事をしている

ビザの苦労はありましたか?

  • 特になかった。サクサク一週間くらいで出た。

どのような仕事を今していますか?

  • 米系企業で広告関連のアカウントマネージャー
  • 日本の顧客もいるものの、台湾韓国マレーシア等の顧客も多く英語で営業の仕事をしている

今後のキャリアについての展望を教えてください

  • 軸となる経験や知識を英語を使う環境で作り上げて働いていきたい
  • 働く場所は最終的には日本でも良いものの、日本円以外を稼げるという状態は維持していきたい

これから海外就職をする人へアドバイスや総括をお願いします。

  • シンガポールに来て働き始めて、英語力0で入国の際の隔離のホテルの受付がいってること1つもわからない状態から日本人0の状態で働けるようになったこともあり、自己肯定感がかなり上がった
  • これまでの人生チャレンジせずに沢山の事を後悔してきた自分にとって、「死ぬ時に後悔しないか?」どうかが自分の意思決定の軸になっている。本当にチャンスはすぐ近くに転がっていて、あとはそれを掴むかどうか。そして掴んだ上で諦めずもがき続ければきっと道は開け、仮にダメだったとしても、地元帰れば大切な家族、友人が待っているし、誰もチャレンジしたことを笑ったりはしないはず。そんな人たちがいるという事実がこの大きなチャレンジを陰で自分を支えてくれていた。

2024年4月30日火曜日

給与は高いが、物価も高い場所で働く事に意味はあるのか


   ここ最近円安が話題になっていますが、それとは別にたまに海外で働く人たちが日本円に換算すると年収は何千万円ですとかって書いてたりするのを見たりすることがありました。為替はその瞬間風速だし、別に円でもらって円で暮らす訳でもないので円換算をする事は本人のソーシャルメディア上における満足感を上げるだけで意味がないなぁと思っていますが、タイトルの給与や物価が高い場所に働いて住む事にどんな意味があるのかという事について最近思っている事を書いてみようと思います。
   まず短期的な視点なのですが、短期的には給与の絶対額ではなくて、相対的にどの程度所得があるのかが大切だと思います。例えば毎月手取りが1万ドルだったとしても、家賃が4,000ドルないと安全な暮らしができず、保育園に通わせるのが3,000ドルは最低必要となったらかなり生活としては厳しいとなるとします。つまり、資産や所得を実際のサービスや物に変換できないので、絶対額にあまり価値はないという判断ができると思います。そういった視点で考えると社会の中で相対的にどの程度の収入をもらっているのか、中央値と比較してどこにいるのかが豊かさや日々の暮らしを左右する要素になるでしょう。
   次に資産形成等の長期的視点で考えると絶対的な額に意味が出てきます。なぜなら、そこで貯めた資産は他の物価のより低い場所に移転した時に価値が出てくるからです。ワーキングホリデー等で半年で数百万貯めました!みたいな人が出てきたりしていますが、こちらは資産をサービスや他のものに変換できるので高ければ高いほど良いとなってきます。月の手取りが5,000ドルで中央値くらいの暮らしよりも1万ドルで中央値くらいの暮らしの方が仮に10%の収入を資産として貯める事ができるとしたら、絶対額に500ドルの差が出てきて、それを移転できるために絶対額に価値が出てきます。
   上記のような判断をした上で自分がどうすべきかと考えるかと言うと、より高い給与をもらう事が最適なのは当たり前であるものの、可能な限り給与も物価も高い場所に生きQOLを下げない範囲で節約を暮らしていく事が最適である事が言えると思います。

2024年4月15日月曜日

より良いブレインストーミング


   さて、前回の記事でブレインストーミングがあんまり意味がないんじゃないかという話をしたと思うのですが、それとは別に結構意味があったなと自分の経験から思うブレインストーミングの方法について紹介しようと思います。HBSの記事を参考にして書いたのですが、著者によるとブレインストーミングに関する広範な文献をレビューした結果であるらしく、特に最初の方の質問だけを抽出するプロセスに意味があるんじゃないかと思っています。

   実際にこのプロセスでした時には、実はそもそも課題だと思っていなかったものの、よく聞いてみたら大事な課題である事が見つかった事もあり、メンバーの問題意識を探る良いプロセスなんじゃないかなと経験から感じました。ただ、一点変えるとしたら時間制限を付ける時に、もう少し長めにして自分一人で考える時間を取り、内向的な人からの意見をより吸い上げやすい方法を取ったりしたら良いんじゃないかなと振り返って考察したりしました。


問題を選択:

重要な問題を選び、その問題について高いレベルで説明することから始めます。これにより、グループの思考を制限することなく、問題を広い視点で捉えることができます。

小グループの招待:

問題について考えるために、小さなグループを招待する。

質問のみを提出する:

参加者には質問のみを提出するように求め、前置きや正当化は許されません。これにより、グループ内のダイナミクスが個々の声を抑圧することを避けることが可能。

時間制限の設定:

4分間の制限時間を設け、その時間内にできるだけ多くの質問を生成します。少なくとも15個の質問を目指す。

質問の分析:

出された質問を分析し、あなたの仮定に挑戦し、問題に対する新しい視角を提供する質問を探す。

新しい解決策への道:

少なくとも一つの質問を積極的に追求することにコミットすることで、期待外れの解決策への新しい道が開ける可能性が高くなる。


   という内容なのですが、ざっくり言うとそもそも何について答えるのかを考えるっていうステップが入っている事が大事なのではないかと思います。これっていわゆる問題解決プロセスの論点を最初に考えましょうっていう話だと考えているのですが、もう少し文献を読んでみて比べて深く調べてみる予定です。

2024年3月25日月曜日

ブレインストーミングはただ実施するだけだと有効じゃないよねって話

   たまたまタイムラインで見かけたので記事にしておこうと思うのですが、ブレインストーミングの有効性について書いておこうと思います。多くの人たちが「ブレストしましょう」 言って話し合いをする経験をしてきているかと思うのですが、実際にその効果や価値があったのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。しかもルールで批判をしてはいけないとしたり、アイデアの量を大切にするべきといったような事もあったりしていて、それを信じた結果本当に意味があるのかという視点が欠けているように思います。とりあえず集まってみて、皆で話してみて、役に立たないアイデアが並んだポストイットでもなんとなく達成した気持ちを味わえる非常に便利なツールになっているんじゃないかなと思います。

   そんな中で論文を一つ引用して説明するとイェール大学での実験で、12人の学生から成る4つのグループがオズボーンのルールに従い複数のパズルを解決しようとしました。対照群として、同じパズルを個別に解決するよう求められた48人の学生がいて、結果は、個人がグループよりも多く、かつより良いアイデアを出すことを示しました。この発見は、他の多くの研究によっても確認されています。つまりは個人がしっかりと考えた方がより良い成績が出ているようです。来週はより良いブレインストーミングのためにどういう条件が必要なのかについて書く予定です。

2024年3月18日月曜日

ネットワーキングのためのネットワーキングの罠

    多くのプロフェッショナルスクールでネットワーキングの授業があると思うのですが、自分自身も何回かネットワーキングに関する授業を受けてきています。以前のブログにも書いたのですが、キャリアの中盤以降になってくると本人の賢さ、経歴、職歴よりも人選が大事になってくるという記事を書きました。まぁネットワーキングをどうするかは詳細までは書かないのですが、受けてきたいくつかのレクチャーの中で強烈に覚えている事があります。

   それは、ネットワーキングは大切だけれど、誰かがあなたがネットワーキングをしているなと思ったら、それはやり方が間違っているというものです。よくネットワーキングをしなければいけないと思っている人がネットワーキングイベントを開催したり、参加したりするのを聞きますが、それは多分あまり良い方法ではなくて何か自分の行きたい方向に向けて一緒に協力するような集団を作ったり、既存の集団に参加する方が有益だろうと思っています。

   ネットワーキングは大事ですけど、ネットワーキングをしているって思われたらダメですねって話でした。

2024年3月11日月曜日

意思決定の理由をメモしておく癖

 

   ポジションが上がってくるにつれ作業をすることから、意思決定をし人に対しリーダーシップを発揮する機会がどんどん増えてくると思います。そんな中で意思決定を自分がし始めるようになってからしておいた方が良かったなと思った癖を書いておきます。単純なのですが、EvernoteやNotionやOneNote等のアプリやノートを使っていつどのような意思決定をしたのかをメモしておく事の大切さです。

   理由の一つは単純なのですが、自分がなぜその意思決定をしたのか忘れてしまうのでメモしておいた方が良いという事です。自分の意思決定を振り返った時になぜそれをしたのかを自分自身で思い出せる事は大切で、時間とともに記憶は薄れてしまいます。そういった事がないようにメモをしておく事が大切だと思います。

   二つ目の理由は言語化できる事です。時に雰囲気や流れで意思決定をしてしまう事があるかもしれませんし、言語化する事で自分自身の意思決定を短期間で振り返る事ができるようになると思います。自分自身の気付かなかったバイアスについて気が付けるかもしれません。実際なかなか決める事が多いとは思うのですが、30秒だけメモを取ってあとで検索できるようにする事は大切だと思います。

   三つ目の理由は、結構現実的な問題なのですが将来自分の意思決定に問題があった時に内部監査や法的な観点から説明を求められる事が出てくるかもしれません。そんな時に記憶のない意思決定よりも簡単なメモでもあった方が自分自身が納得いく説明ができると思います。なので、メモを取る事はそういった点でも有効だと思っています。

2024年2月19日月曜日

議事録という単純な習慣

    以前の会社に勤めていた時にグローバルCEOが各国の重要拠点を回ってミーティングをする習慣がありました。三時間ミーティングをして重要な論点について合意事項とアクションアイテムについて決めるというものでした。(COVID-19以降はバーチャルに変わりました)CEOが車に乗って去って、プレッシャーの多いミーティングも終わって休憩していると、iPhoneに通知が届いてCEOからメールが来た事が分かります。CEOは空港への車の中で合意事項とアクションアイテムについて議事録を送ってきたのでした。もちろん、我々からささっとまとめて送ろうと思っていたのですが、先方から送ってきてくれた事によってCEOからのプレッシャーをメールから感じた事を覚えています。

   多くの企業でミーティングが毎日たくさん行われていると思うのですが、ミーティングの多くの目的は意思決定です。ただしその意思決定をしても実行に移る割合というのは実はそこまで高くないんじゃないかと思います。背景としては日々の重要ではないけれど緊急の業務に圧迫されて忘れてしまう、そもそもミーティングで議論した事を忘れてしまう、などがあると思います。

   そんな中で単純なツールとして使えるものが議事録を取るという事です。取締役会の議事録等と違って、何を合意して何を誰がいつまでにするのかをメモするのですが、それを次のミーティングで振り返る事から始める事によって抜け漏れが圧倒的に減ると思います。これは当たり前の事で驚きはないのですが、習慣として持っている人とそうじゃない人で10年とか経ったら変わってくると思うので若いうちからできたら良いんじゃないかなと思います。