2021年7月11日日曜日

コンプライアンスの失敗は取り返しがつかない事が多い



最近Twitterを見ていたら、米国西海岸のMBAを出た人が仕事に役立つエクセルのテンプレートをDMにて配りますと言っていた内容が実は他の人が作ったもので、本人から指摘をされ、謝罪をするということがありました。今回はこういった事を含む倫理法律コンプライアンスを守ることの大切さについて書いてみたいと思います。コンプライアンスとはここの文脈においては、業界のガイドラインやプロモーションコードも含みます。


人物評価=【能力】×【コンプライアンス】でコンプライアンスは0か1で評価される
これはちょっと言い過ぎだと自分でも思っているのですが、仕事の能力は0から100までのグラデーションで正規分布しているイメージです。また仕事の能力は仕事の性質、環境、人間関係等によって結構変わってくるのでとある場合では90だった人が他の場合では40になることも十分ありえると思います。ところが掛け算のもう一つの項であるコンプライアンスは違反するかしないかそれだけです。違反してない人は1のまま維持をしていて違反した人は0になります。

コンプライアンス違反をした人は今後もする可能性が高いと思われる
コンプライアンスは基本的に適切な競争をするためにあると思っていて、そういう違反をするような人はそんな状況から逃げて不適切なショートカットを見つけてしまい、かつ実施してしまうのではないかなと仮説を持っています。そういったマインドセットを持っている人は二回目以降も同様のことをする一線を超える可能性があると思われてしまうでしょう。

コンプライアンス違反自体が会社全体への悪影響が大きく会社から避けられる事が多い
ニュースを等を見ていたらわかることだと思うのですが、コンプライアンス系の違反は会社へのペナルティが起こったり、大きくブランド価値を棄損したりする可能性があります。マネジメントとしては、そう言った人を雇う訳にはいきませんし、高いポジションになればなるほどより強いコンプライアンス意識が必要になってくるでしょう。

流されやすいタイプ(特に大学生)はコンプライアンスに厳しい環境を選ぶべき
新卒の企業で全ての考え方が決まるとは思っていないですが、コンプライアンスに厳しい企業とそうでない企業というのがあって、厳しい環境にいることで自分を守ることにもつながると思います。こう言った質問は会社や本人に聞いてもわからないと思うので、信頼できる社会人の先輩とかに質問して深く相談できるようになると良いですね。

別途どこかで書いたかと思うのですが、多くの業界において仕事はスモールサークルで回っている事が多いです。仕事のパフォーマンスによる信頼は積み重ねによって築いていく事ができると思いますが、コンプライアンス系の失敗をするような人は今後のリカバリーが本当難しいのでちょっとしたミスが将来へのキャリアのリスクになることを十分意識していきましょう。

追加で思った事1
コンプライアンスの失敗をするような人は1か0で全く信頼できないという事を書いたのですが、社会全体としては大きな失敗をした人に対しても再度機会を与える事が望ましいと思っています。もしかしたら公器と呼ばれるくらいの大きさの企業を運営するようになったとしたら、こういった考えは変わるかもしれないです。

追加で思った事2
MBAってEthicsって授業結構あると思うし、人のコンテンツを盗作するPlagiarismについては、退学の恐れもあるのでしっかりと説明をされてきていると思うのですが、それでも一線を超えてしまう人というのはいるので、後付けで勉強する授業みたいなものは効果が限定的なのかもしれないですね。



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